エドガー・ライト新作に“フュリオサ”も…大忙しのアニャ・テイラー=ジョイ、今度はサーチライト作品に出演へ
Netflixで配信されるや記録的な視聴数を叩きだし、第78回ゴールデン・グローブ賞のリミテッド・シリーズ部門で作品賞と主演女優賞に輝いた「クイーンズ・ギャンビット」。同作で主演を務めたアニャ・テイラー=ジョイが、『バイス』(18)などで知られるアダム・マッケイがプロデュースするサーチライト・ピクチャーズ制作の新作映画『The Menu』に出演交渉中であることが明らかになった。「Deadline」が報じている。
「ゲーム・オブ・スローンズ」や「サクセッション」で監督を務めたマーク・マイロッドがメガホンをとる『The Menu』は、離島の高級レストランを舞台にしたダークコメディ調のサイコスリラー。テイラー=ジョイはそのレストランを訪れる若いカップルのうちの1人を演じる見込みで、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役で知られる名優レイフ・ファインズがシェフ役としてすでに出演契約を済ませているとのこと。
「クイーンズ・ギャンビット」で一躍人気スターの仲間入りを果たしたテイラー=ジョイは、今年後半以降出演作が目白押し。エドガー・ライト監督の『Last Night in Soho』を皮切りに、『ライトハウス』(7月9日公開)のロバート・エガース監督がメガホンをとる『The Northman』。ラミ・マレックやマーゴット・ロビーら主演級のスター俳優たちが一堂に会するデヴィッド・O・ラッセル監督の新作映画に、『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』(15)のスピンオフ作品となる『Furiosa』では戦士フュリオサの若き日を演じる。
また先月下旬、アメリカの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」のシーズン最終回にホストとして登場した際には、「クイーンズ・ギャンビット」のセルフオマージュを披露。さらに番組内ではレギュラー陣と同作にちなんだコントのアイデアを話した後に、スマートフォンを取り出して「シーズン2のアイデアがあるんだけど」とNetflixに電話をかけるふりをして笑いを誘うひと幕も。
以前から「クイーンズ・ギャンビット」シーズン2への意欲をのぞかせているテイラー=ジョイ。しばらくは多くの映画から引っ張りだこの状態が続きそうだが、はたして実現するのか。今後の彼女の大活躍に期待しながら、その動向に注目していきたい。
文/久保田 和馬