原作ゲームファンのジェームズ・ワンが明かす、『モータルコンバット』を完全実写化した秘訣
「同世代の多くの人と同じように、『モータルコンバット』のゲームは私の10代には必要不可欠なものでした。その頃に作られたニューライン・シネマ制作の映画版2作も好きでしたが、それから25年もの月日が流れてしまいました。ゲームとしては続いてきましたが、映画としては長いブランクが経過していたこともあって、この作品を“再起動”するには絶好なタイミングだと思ったのです。私たちが親しんだこの作品を知らない現代の観客に向けた、新しいバージョンの映画を作りたい。それがなによりも重要なことでした」。
1992年に発売され、世界中で絶大な人気を集めた格闘ゲームシリーズ「モータルコンバット」。激しすぎるバトルやシリーズの定番である“フェイタリティ(トドメ)”描写の残虐さを理由に日本では現在も未発売となっている伝説的作品を、ハリウッドで実写映画化した『モータルコンバット』が、いよいよ6月18日(金)に日本公開を迎える。本作でプロデューサーを務めたジェームズ・ワンはひとりの原作ゲームファンとして、原作の世界観を尊重した再映画化への強い熱意を語った。
本作の主人公は胸にドラゴンの形をしたアザを持つ総合格闘技の選手コール。自らの生い立ちを知らず、金のために戦う日々を送っていた彼は、ある時魔界の皇帝が送り込んだ刺客サブ・ゼロによって命を狙われる。家族に危険が及ぶことを察知したコールは、特殊部隊少佐のジャックスと女性戦士ソニアと合流し、地球の守護者ライデンのもとを訪れる。そこで太古より繰り広げられてきた格闘トーナメント“モータルコンバット”の存在と、自分が選ばれた戦士であることを知ったコールは、家族と世界を救うため、激しい死闘に向けた訓練を積むことになる。
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