『アクアマン2』がクランクイン!『ジョン・ウィック4』『ナイブズ・アウト2』など大作の撮影が続々スタート
全世界興収11億ドルを突破し、DCエクステンデッド・ユニバース作品最大のヒット作となった『アクアマン』(18)の続編となる『Aquaman and The Lost Kingdom』の撮影がスタートしたことがわかった。前作に引き続きメガホンをとるジェームズ・ワン監督が、今週自身のInstagramに「Day One(1日目)」の言葉を添え、氷の洞窟内の写真を投稿した。
ジェイソン・モモアを筆頭に、アンバー・ハードやパトリック・ウィルソン、ヤーヤ・アブダル=マーティン2世らの続投に加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のピルウ・アスベックの出演も報じられている同作。まだストーリーの詳細については明らかにされていないが、今回投稿された画像には本作のワーキングタイトル「ネクラス」の文字が確認できる。「ネクラス」とは、原作に登場する暴君モンゴに支配された海底都市の名前でもある。はたしてこれが最新作のストーリーとどのように関係していくのか、続報に注目だ。『Aquaman and The Lost Kingdom』は2022年12月16日(金)に全米公開を予定している。
また、「Variety」の報道によれば「アクアマン」の最新作以外にも今週に入り次々と大作映画がクランクインを迎えているとのこと。月曜日にライオンズゲートの公式Twitterによって制作開始が伝えられたのは、キアヌ・リーヴスが主演を務める「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾。先月はじめにドニー・イェンとリナ・サワヤマ、真田広之らの出演が発表された同作は、2022年5月27日(金)の全米公開に向けて、フランスやドイツ、ニューヨーク、日本での撮影を予定している。
さらに全世界興収3億ドルを突破したライアン・ジョンソン監督&ダニエル・クレイグ主演の『ナイヴズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(19)の続編『Knives Out2』はギリシャの地中海沿岸にある島で撮影がスタートした模様。Netflixが権利を取得し、3作目まで製作が決まっている本作には、新たにデイヴ・バウティスタやエドワード・ノートン、イーサン・ホーク、レスリー・オドム・Jr.、ケイト・ハドソン、ジャネール・モネイらが参戦。前作以上に豪華な群像ミステリーが繰り広げられそうだ。
ほかにも『マリッジ・ストーリー』(19)のノア・バームバック監督がNetflixと3度目のタッグを組み、グレタ・ガーウィグとアダム・ドライヴァーが共演する『White Noise』もクランクインしたとのこと。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(8月6日公開)が公開されたことで、映画館にかつてのような活気が取り戻されつつあるアメリカ国内。まだ公開が延期になっている作品も数多く控え、さらに1年近くにわたって制作が見送られていた大作映画たちが続々と動きだすとなれば、今後さらなる盛り上がりをみせることは間違いないだろう。
文/久保田 和馬