各界の著名人たちも絶賛!『サイダーのように言葉が湧き上がる』に集まったコメントをピックアップ
テレビアニメ「四月は君の嘘」、「クジラの子らは砂上に歌う」などのイシグロキョウヘイ監督が、言葉×音楽をテーマに手掛けたオリジナル劇場アニメ『サイダーのように言葉が湧き上がる』(公開中)。コミュニケーションが苦手な少年と、コンプレックスを抱える少女との交流を描く、爽やかな“ボーイ・ミーツ・ガール”ストーリーだ。そんな本作を、映画やアニメ、音楽など様々な分野で活躍する人たちも鑑賞している。公式HPに寄せられた彼らからのコメントを紹介しながら、作品の魅力に迫っていこう。
悩みやコンプレックスを抱える等身大のチェリーとスマイル
本作の物語は郊外のショッピングモールから始まる。いつもヘッドフォンを付けて周囲を遮断し、趣味の俳句でしか自分の気持ちを表現できない少年、チェリー(声:市川染五郎)と、人気動画主だが矯正中の前歯を隠すためいつもマスクをしている少女、スマイル(声:杉咲花)。誰もが共感できる悩みやコンプレックスを持った2人が、互いに心の距離を縮めながら、自分自身と向き合って成長していく。
「初恋の甘酸っぱさ満載!俳句って素敵!コンプレックスも魅力的!サイダーの泡のように心弾ける青春LOVEストーリー!」
こちらは女優の紫吹淳さんからのコメント。チェリーとスマイルの真っ直ぐな恋物語に強く惹かれていることが伝わる、勢いのあるコメントだ。
チェリーとスマイルについては、俳優・モデルの栗原類さんが「純粋な恋物語。観ていて終始ニヤッとしてしまいました。お互いにまだ子供だからこそ、見栄を張らずに気持ちをぶつけられないところがかわいかったです。優しさが詰まった作品でビッグスクリーンでも観に行きます」とコメントしたほか、タレントの三上真史さんも「心に満開の花が咲き、涙が溢れました。散りばめられた美しい言の葉、そこから芽吹く想い。あたたかく優しく切なく甘酸っぱい、心洗われる映画です」とメッセージを送っている。
一方で、2人のコンプレックスとの向き合い方も重要なポイント。「コンプレックスはアートなり」というコンセプトを掲げて活動するバンド、CHAIのメンバーであるユナさんもそこに注目している。「だれのものでもない、声、言葉、感覚、感情。悩めるコンプレックスはあなただけの輝く個性!そしてもがき悩んだ時間は、思い出の音楽と共にあったかくて大切な時間になる。この作品を観終わった頃には、新しい自分に出会えるチャンス!サイダーのように感情も湧き上がる、ピュアで心あったまる、そんな作品」この言葉が示す通り、本作は悩みを抱えている人たちに向けてエールを送り、一歩前へ踏み込む勇気を与えてくれる。