人の心をガッツリ掴む!絶大な人気を誇る“妖Tuber”・妖怪ひかきん【妖怪大図鑑】
勇者に選ばれた少年と個性豊かな妖怪たちが巨大な“妖怪獣”に立ち向かう、大人から子どもまでドキドキしながら楽しめる、夏休みにぴったりの映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が8月13日(金)から公開。この連載「妖怪大図鑑」では、本編に登場する妖怪&人間たちを一挙に紹介。映画の予習にはもちろん、映画を観たあとに気になったキャラクターのトリビアまで丸わかり。ちょっとコワくて、どこか憎めない、お気に入りの妖怪を探してみよう!
『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は、伝説の妖怪ハンターの血を引く気の弱い小学生、渡辺ケイ(寺田心)が廃校の神社で赤いおみくじを引いたことから始まる物語。フォッサマグナから現れた巨大な“妖怪獣”を倒すため、勇者を待ち望む妖怪たちの世界へ導かれていくケイが冒険のなかで出会うのは、見た目も個性も様々な妖怪たち。ケイと妖怪たちは妖怪獣に対抗するため、最終兵器“大魔神”を復活させることに。
第14回:絶大な人気を誇る“妖Tuber”・妖怪ひかきん
今回紹介する妖怪ひかきんは、妖怪動画投稿サイト「妖Tube」で絶大な人気を誇る“妖Tuber”。両手を招き猫のようにする、どこかで見たようなポーズをしているがその妖力は不明。妖怪たちの行く末を案じて世界妖怪会議<ヤミット>にも出席し、妖怪獣が迫る危機的状況のなかで激しく小豆を洗っていた小豆洗いに鋭いツッコミを入れる様子からは、かなり高いエンタメ力の持ち主と見える。本作の監督を務めた三池崇史の説によれば、人の心をガッツリ掴むことに長けた「紳士で優しい妖怪」とのこと。
演じているのはもちろんYouTuber界の第一人者であるHIKAKIN。トレードマークのメガネはそのままに、変顔をした際の二重あごが映えるように特殊メイクが施されている。「素顔がHIKAKINだとわかるメイクなので、三池監督からは『人間っぽい動きをしないで』と言われました(笑)」と明かし、「普段動画を撮っている時にはない空気や緊張感をしっかり感じながら、息を止めるぐらい集中して挑んだつもりです!」と自信たっぷりのコメント。
全集中で飛び込んだ妖怪ひかきんは、日本の妖怪や世界中のモンスターが大集合した<ヤミット>でどんな爪跡を残しているのか。その活躍を見逃すな!
文/久保田 和馬