ジョンソン英首相の長女、多様性が求められる時代にモデルデビュー
2017年には欧米で痩せすぎモデルを禁止する動きが本格化し、世界中で様々な分野で多様性が求められている現在、ボリス・ジョンソン英首相の長女で、ファッション・ジャーナリストのララ・ジョンソン・ウィーラーが、「Tatler」9月号でモデルデビューを果たした。
これまでのモデルの基準で言えばプラスサイズの体型であるララが今回挑んだのは、補正下着のモデル。黒いビキニトップにパンツの上から、トレンドのAラインのオーガンジードレスをまとった装いや、タイトなワンピースにカーディガンという、キム・カーダシアンにインスパイアされたというウエスト部分がシェイプされた“砂時計”ファッションに挑戦した。
「度重なるロックダウンで、人々は快楽主義を求めるようになった」というこの時代を反映したファッションでは、補正下着が矯正するためではなく、ボディの良さを引き出すために使用されているというのがコンセプト。
これについてララは、「補正下着が、自信や快適さを基本概念とし、それによって良さが引き出されるのであれば物議を醸すものにはなりません。今回補正下着を着用したことで自分の本質が変わったとは思いませんが、いままで感じられなかった手ごたえが感じられ、撮影を通じて自信を持つことができました」と語っている。
ちなみに1993年生まれのララは、2度の離婚歴があるジョンソン首相の、2度目の妻との子どもであり、長女。ジョンソン首相は、1987年にオックスフォード大学時代に知り合ったアレグラ・モスティン=オーウェンと結婚し、1993年に離婚。1993年に結婚した2番目の妻、法廷弁護士のマリナ・ウィーラーとの子どもがララで、1995年に息子のマイロ、1997年に次女のカシア、1999年には次男のセオドアが誕生したが、2018年に別居を発表。2020年に離婚が成立している。
現在の妻で、当時保守党の広報を担当していたキャリー・ジョンソン(33)とは2018年から交際、2019年末に極秘婚約。昨年4月29日に息子ウィルフレッド・ローリー・ニコラが誕生し、今年5月29日に結婚。先月末、夫妻は第2子の妊娠を明らかにしている。
文/JUNKO