伊藤英明、笠松将、山下智久も参戦!ハリウッドの巨匠が手掛ける「TOKYO VICE」追加キャスト発表
<キャストコメント>
●渡辺謙
「NYで『王様と私』の2回目の公演をしていた2016年の時のこと、演出のバートに、脚本家のJTを紹介された。東京を舞台にしたおもしろい話がある、それをシリーズのドラマにしたいというのだ。題材はアメリカ人が日本の新聞記者になり、1990年代のヤクザの裏社会を暴いていくとのこと。どこまで本気なのかと少々訝しんでいた。だが、JTのこの作品にかける情熱はどんどん膨らみ、僕が所属しているエージェントも協力してくれることになる。いよいよ企画が動き出し、最初の脚本を読んだ。それぞれの役がエネルギッシュで、日本語と英語が行き交いスピード感たっぷりだ。そしてなんと第1話はあの、マイケル・マンが撮るという。撮影序盤でコロナが蔓延し、半年の順延という危機もなんとか乗り越え、8話を撮り終えた。いままで見たことのない日本の姿をぜひお楽しみ下さい」
●菊地凛子
「女性の環境、地位がいまよりも更に不平等だった90年代。男性社会の典型と言っても過言ではない新聞社で、女性として、そして彼女自身のアイデンティティに葛藤しながらも、真実を突き止めるために真摯に立ち向かうジャーナリストを演じています。マイケル・マン監督との出会いはとてもドラマチックであり、とても冒険的でした。マイケル監督、そして全てのクリエイター達とのこの素敵な旅路を私は忘れることができません。多くの皆さまにご覧いただけたらと思います」
●伊藤英明
「文字通り、夢のような時間でした。このコロナ禍でなければ、なんて言葉は言い訳にしか過ぎないと感じられるくらい“プロフェッショナル”を勉強させて頂きました。アメリカの作品の現場のすばらしいところは、携わってる人間みんなが自分の役割にプライドと喜びを持ってお互いに尊敬の気持ちを持って場を作り上げているところです。これが良い作品への近道なんだと教えてもらった様な気がします。
作品は骨太のように見えて、マイケル・マン監督ならではの人情の機微まで捉えた計算し尽くされた映像を是非楽しんでいただきたいと思います。マイケル・マン監督、ジョセフ監督、HIKARI監督、アラン監督をはじめとする素晴らしいスタッフの方々、アンセル、渡辺謙さん、この作品にかかわる皆さんと国を超えて、文化を超えて一緒にひとつの作品を作れた事を誇りに思います。この経験が一生の宝物にならない様、これからも精進していきたいと思います」
●笠松将
「東京に来てからの僕は、真っ暗な道をゴールを知らないで、フルマラソンをしているような生活でした。その道の途中、いろんな人たちに助けられながらいまも走り続けています。この道であっているのか迷っていた時、マイケル・マン監督が横に並走してきて、『ここからだぞ』とまた背中を押されました。こんな自分を応援してくれた家族、仲間とかファンの皆様、心からありがとうございます。『TOKYO VICE』、ぜひお楽しみに」
●山下智久
「いままでにない経験をいままでにない役柄で、体験させていただいたような気がしております。正直とても、クセのある役柄ですが、彼がどうしてそういう人間になってしまったのかを自分なりに探究して、挑みました。そしてなにより、作品の一部になれるよう努めました。このようなすばらしい作品に携わる事ができて、更に夢が大きくなりました。完成が楽しみです」
文/久保田 和馬