究極のパラドックス・スリラー『アンテベラム』不穏な空気漂う場面写真をまとめて公開!
『ゲット・アウト』(17)や『アス』(19)で世界を震撼させたプロデューサーのショーン・マッキトリックが新たに手掛けるパラドックス・スリラー『アンテベラム』が11月5日(金)より公開。いまだ謎の多い本作より、不穏な空気漂う場面写真が一挙解禁となった。
『ムーンライト』(16)、『ドリーム』(16)で全米の賞レースを沸かせ、グラミー賞候補の常連シンガーでもあるジャネール・モネイが主演を務め、恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンを一人で演じ分けている本作。幸せな家庭を築き上げ社会学者で人気作家でもあるヴェロニカの日常が突如として崩壊し、究極の矛盾をはらんだ悪夢へと反転…。そしてその一方では、広大なプランテーションで極限状況のなか重労働を強いられているエデンのアナザーストーリーが展開する。
このたび解禁された場面写真では、まるでスティーヴン・キング原作の名作『シャイニング』(80)を思わせるような長い廊下にポツンと佇む不気味な少女の姿や、燃え盛る建物を背景に松明を掲げるモネイ演じる無表情な黒人女性を捉えたカット、またサングラス姿の謎の白人女性の姿を捉えた場面もあり、時代劇と現代劇が入り混じったような支離滅裂な描写でストーリーの謎はますます深まるばかりだ。
さらに広大なプランテーションの綿花畑で、服を赤く染め絶叫する黒人女性の姿や、なにかをたくらむかのような目つきを見せる黒人男性のカットも。
はたして恐怖のパラドックスから逃れることはできるのか。そしてラストに待つ衝撃の“真実”とは?迷宮のごとき究極の映像世界をぜひ劇場で体感してほしい。
文/富塚沙羅
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