異色のラブストーリー『恋する寄生虫』の制作秘話に迫る!都立水元公園の“メタセコイアの森”も印象なシーンで登場

コラム

異色のラブストーリー『恋する寄生虫』の制作秘話に迫る!都立水元公園の“メタセコイアの森”も印象なシーンで登場

都内の公共施設や民間施設、映像事業者、地域の人々との協力によって、映画やテレビドラマなどの円滑なロケ撮影を様々な形でサポートすると共に、地域の活性化を図ることを目的に運営されている組織「東京ロケーションボックス」。実際に東京ロケーションボックスから制作のサポートを受けた作品として、今回は『恋する寄生虫』(公開中)を紹介したい。

マスクを付けた林遣都演じる高坂の顔に小松菜奈扮する女子高生の佐薙が接近
マスクを付けた林遣都演じる高坂の顔に小松菜奈扮する女子高生の佐薙が接近[c]2021「恋する寄生虫」製作委員会

映像作品を通して東京の魅力を国内外に広く発信し、観光振興に努める東京ロケーションボックスでは、その活動の一環として、支援作品やロケ地登録の案内などを掲載した年4回の季刊紙「Tokyo Location Box Press」を発行。各自治体の観光案内窓口やフィルムコミッションをはじめ、映画やテレビの関係者、関連イベントの際にも配布されている冊子で、作品のファンにはたまらない貴重なロケ地情報が満載だ。21号となる11月30日発行の秋号では、今回ピックアップする『恋する寄生虫』も大きく紹介されている。

【写真を見る】注目作品のロケ地情報が詰まった「Tokyo Location Box Press」が気になる!
【写真を見る】注目作品のロケ地情報が詰まった「Tokyo Location Box Press」が気になる!

体内に寄生する“虫”によって恋の病に落ちてしまう男女を林遣都と小松菜奈がみずみずしく体現

本作はコミカライズの人気も高い、新鋭作家、三秋縋の同名小説を原案に映画化したファンタジックで切ないラブストーリー。映像作家や写真家として、映画、CM、ミュージックビデオなどで幅広く活躍する柿本ケンサクが監督を務め、美しく斬新な映像表現をちりばめながら、キャラクターの心情を視覚的に表現。現実社会をベースに、メランコリックかつロマンティックな世界観を作りだした。

極度の潔癖症のため、人と関わることができずに生きてきた青年、高坂賢吾。ある日、彼は見知らぬ男、和泉から、視線恐怖症で不登校の高校生、佐薙ひじりの面倒を見てほしいという奇妙な依頼を受ける。誰とも人間関係を築けなかった高坂と佐薙は、やがて惹かれ合い、恋に落ちていく。

高坂は和泉という見知らぬ男から、佐薙の面倒を見るという奇妙な依頼を受ける
高坂は和泉という見知らぬ男から、佐薙の面倒を見るという奇妙な依頼を受ける[c]2021「恋する寄生虫」製作委員会

繊細でピュアな高坂と佐薙を演じるのは、今回が初共演にしてW主演となる林遣都小松菜奈。林は潔癖症の青年が恋をすることで変化していく姿を繊細に演じ、小松は自由奔放に見えて、実は孤独感を抱えたヒロインをみずみずしく体現。

誰かを好きになるなんて一生ありえないと思っていた孤独で不器用な2人が、体内に寄生する“虫”によって恋の病に落ちてしまう。この気持ちは虫に操られているだけなのか、それとも自分自身の心から生まれたものなのか…。悩み、苦しみながらも、2人の心がどんどん近づいていく過程が、痛いほどの切実さで伝わってくるつくりとなっている。


視線恐怖症で不登校の高校生、佐薙ひじり
視線恐怖症で不登校の高校生、佐薙ひじり[c]2021「恋する寄生虫」製作委員会

芝居へのアプローチ方法は異なるものの、撮影中、役について丁寧に話し合い、現場でも多くの意見が取り入れられていったという林と小松が生みだす化学反応は必見だ。

極度の潔癖症のため人と関わることができない青年、高坂賢吾
極度の潔癖症のため人と関わることができない青年、高坂賢吾[c]2021「恋する寄生虫」製作委員会

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