“ヒーローの彼女”はいつの時代も注目の的!MJ、グウェン・ステイシー…スパイダーマン・ヒロインたちをプレイバック
衝撃的な死を経て、スパイダーマンにとっての“光”となったエマ・ストーン演じるグウェン・ステイシー
原作のテイストを基調にしたライミ版に対し、マーク・ウェブ監督の「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ(12~14)はいまどきの若者たちの青春像が描かれる。本シリーズのヒロインは、ライミ版の『スパイダーマン3』にもゲストキャラとして顔を出していたグウェン・ステイシー(演じていたのは、ブライス・ダラス・ハワード)で、『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(11)で若手演技派として評価を固めたエマ・ストーンが演じている。
今作のピーター(アンドリュー・ガーフィールド)は、両親がオズコープ社のある開発に関わり、失踪を遂げるというバックグラウンドを抱えている。一方のグウェンはオズコープ社にインターンをしている学校一の秀才で、どこか放っておけない影のあるピーターに母性本能をくすぐられるように、2人は距離を縮めていくことに。ピーターも彼女の暮らす高層アパートの窓越しにアタックするなど積極的。しかもグウェンの父ステイシー警部(デニス・リアリー)にスパイダーマンを犯罪者呼ばわりされたピーターは、彼女に自分の正体を明かしてしまう。ガーフィールドとストーンのコンビだと、ウェブ(クモの糸)で引き寄せキスするスマートなラブシーンが映えていた。
知性派で積極的なグウェンは、自ら進んでスパイダーマンをサポート。ピーターもケガをするとグウェンの部屋を訪れ手当てしてもらうなど、その関係は恋人であると同時に同志でもある。グウェンを危険に巻き込まないようピーターが距離を取る『アメイジング・スパイダーマン2』(14)では、すべてをリセットするためイギリスへの留学を決意。“救われる”だけでなく、“救う”側としてもヒーローに関わっていくアクティブなヒロイン像は新鮮だ。
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若さあふれるジェットコースター的なノリのトム・ホランド版「スパイダーマン」に登場するヒロイン
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