マスクに覆い隠されたブルースの本性とは?『THE BATMAN-ザ・バットマン-』USアート解禁

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マスクに覆い隠されたブルースの本性とは?『THE BATMAN-ザ・バットマン-』USアート解禁

ロバート・パティンソン主演『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(3月11公開)より、US版アート2種が解禁。本作でメガホンを取るマット・リーヴス監督、セリーナ・カイル=キャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツのコメントも到着した。

【写真を見る】バットマンとキャットウーマンの出会いとは?夕陽に染まるゴッサム・シティを見下ろす2人
【写真を見る】バットマンとキャットウーマンの出会いとは?夕陽に染まるゴッサム・シティを見下ろす2人[c] 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & [c] DC

クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来、全世界が待ちわびたバットマンの<単独>映画がついに幕開けとなる。社会現象となった『ジョーカー』(19)に続き、DCユニバースに属さない最新作である本作では、サスペンスの要素が色濃く、『ダークナイト』シリーズや『ジョーカー』を彷彿とさせるような世界観に包まれており、知能犯リドラーが社会に蔓延した<嘘>を暴いていく物語が描かれる。最後の標的は、若き日の青年ブルース。彼の<嘘>が暴かれ、狂気に変貌していく姿、葛藤しながらも”バットマン”になろうとする様子がミステリアスかつエモーショナルに展開されていく。ロバート・パティンソン演じるブルース・ウェインが、善と悪の間で揺らぐ人間味あふれる、見たことのないバットマンに期待が高まる。

解禁となったのは2種のUS版アート。1枚は本性を覆い隠すマスクの奥からこちらを見据えるブルースの姿が。生身の人間を強調させる素顔と、真っすぐこちらを見据える瞳と狂気に染まりかねない本性を覆い隠すマスクが印象的で、内に秘められた頑なな強い意志を感じずにはいられない。もう1枚は黄昏に染まるゴッサムシティを見下ろすバットマン&キャットウーマンを捉えている。ブルースにとって敵か味方か、その思惑を図りかねるセリーナ・カイル=キャットウーマンがブルースとともに並び立つ。美しい夕陽をバックに捉えたこのショットについて、セリーナ役のゾーイ・クラヴィッツは「わたしとロバートは、太陽が沈む時間に屋根の上で撮影したの。そして実際にゴッサムの街を見下ろしながら、その街に差し込む光を感じることが出来た。素晴らしい体験だった」と撮影を振り返っている。


マット・リーヴス監督がバットマンになろうとするブルース・ウェインを描く一方で「これまで語られていなかったセリーナ・カイルの人生にも焦点をあてた」と語る本作。衝動に突き動かされ、振り回され追い込まれていくブルースの結末とともに、セリーナの物語にも期待したい。

文/タナカシノブ

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