ブラピの新作映画の初映像?日本の名所をたどる謎の鉄道CMが登場、意味深なカウントダウンも始動
「想像してください、これが新しい旅の形です。のびのびとして心地良く、そして速い。急ぐことはありません。忘れられないひと時をご一緒に」。週末に突如として公開された「NSL(日本高速電鉄/Nippon Speed Line)」という名の謎の鉄道会社のCMが、世界中をざわつかせている。
富士山や桜の花など日本の美しい風景が映しだされ、その中を駆け抜けていく見慣れないデザインの高速鉄道。そして映像の最後には、ハリウッドが誇る人気スターのブラッド・ピットが何とも言えない表情で車窓の景色を眺めている姿が。しかしピットは、このCMで伝えられる穏やかな旅路とは正反対に傷だらけの様子…。「Collider」など海外メディアの推理によれば、この映像はピットの主演最新作となる『Bullet Train』のティザー映像である可能性が高いという。
伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を、『デッドプール2』(18)や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)のデヴィッド・リーチ監督が映画化する『Bullet Train』は、日本の新幹線を舞台に繰り広げられる殺し屋たちの攻防を描くアクション・スリラー。原作では東京から盛岡を結ぶ東北新幹線が舞台となったが、この映画版では東京から京都を結ぶ東海道新幹線に脚色されることがすでに明らかになっている。
ピットを筆頭に、『ザ・ロストシティ』(6月24日公開)も控えるサンドラ・ブロックや『TENET テネット』(20)のアーロン・テイラー=ジョンソン、『ジョーカー』(19)のザジー・ビーツ、さらにはジョーイ・キング、ローガン・ラーマン、マイケル・シャノン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、マシ・オカ。そして真田裕之など豪華俳優陣の出演が発表されており、7月15日(金)の全米公開が予定されている。
映像とあわせて立ち上げられた「NSL」の公式サイトには、日本時間の3月2日(水)15時ごろを目がけたカウントダウンが行われている。この時間に一体なにが起きるのか。その瞬間を楽しみに待ちたい。
文/久保田 和馬