アメコミ系YouTuberたちが『モービウス』を徹底分析!今後の展開も大予想「スパイダーマンも存在しているのか?」
「様々なスパイダーマンが登場するお祭り作品を実写で観てみたい」(コウスケ)
――話題にも上がった「スパイダーマン」を含め、今後のSPUMCの展開予想や期待することなど、みなさんのお考えを最後にお聞かせください。
サイ「バルチャーがモービウスをチームに誘っていましたし、2023年には『クレイヴン・ザ・ハンター』も公開されるので、SPUMCでの“シニスター・シックス”結成は堅いと思います。僕のなかでは、シニスター・シックスのメンバーはモービウス、バルチャー、クレイヴン、スコーピオン、ヴェノム、カーネイジ、ライノなどが候補として挙がると思うのですが、彼らとスパイダーマンを戦わせるのかどうかは今後考察しないといけないと思っています」
がおー「ドクター・ストレンジのようにマルチバースを扱う『マダム・ウェブ』の映画製作もSPUMCで決まっているじゃないですか。シニスター・シックスが結成されて、『やばい!』と思ったマダム・ウェブがスパイダーマンを連れてきて戦わせる展開もありそう。もう一つは、エイドリアンと同じようになにかの拍子で、『モービウス』の世界線にトビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールド演じるピーターが紛れ込んでいる可能性もあるなと。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストで元の世界線に帰ったように描かれていますが、本当に戻れたのかは描かれていません。そのなかで、僕はアンドリュー版ピーターを推していきたいと思っています。ヴェノムとアンドリュー版ピーターの空気感ってすごく似ていると思っていたので、ガッチャンコしてほしいという希望的観測ではありますが。『アメイジング・スパイダーマン3』の可能性について、アンドリューもやる気がありそうなコメントをしていましたしね!」
コウスケ「僕はピーター・パーカーじゃない『スパイダーマン』を実写で見たいと思っています。マーベルにはスパイダーウーマンやスパイダーガール、『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場するマイルズ・モラレス、Amazonでオリジナルドラマの製作が進行中のシルク、現行のコミックス『アメイジング・スパイダーマン』に登場するベン・ライリー(=スカーレット・スパイダーマン)など、様々なスパイダーマンが存在します。なかでも重傷を負い活動休止中のピーターの代わりとしてスパイダーマンになったベン・ライリーが、モービウスやドクター・オクトパスと戦ったり、マイルズとチームを組むというストーリーがあったり…マーベル側がベンを推しているのでは?と思うようなキャラクターなんですよ。僕としては今後のメディア展開に向けた布石なのではとも考えています。また、技術面や製作費などは一旦置いておいて、『スパイダーマン:スパイダーバース』のように様々なスパイダーマンが登場するお祭り作品を実写で観てみたいです」
サイ「そういう意味では、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の展開って10年前は誰も予想できていなかったと思うんですよ。そんな夢の共演を実現してくれたので、同じように、MCUとSPUMCで独自のユニバースを発展させつつ、10年後に巨大な2つのユニバースを合流させて一つの作品として作ってくれたら熱いなと思っています」
がおー「一応、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストには、シンビオート(ヴェノムの因子)がトム・ホランド版『スパイダーマン』の世界線に残っていたので、MCUでシンビオートスーツを作る可能性もありますし、MCUとSPUMCの絡みはもちろん期待しています。権利関係がややこしいのでどうなるかはわかりませんが、ディズニーさんとソニー・ピクチャーズさんが協力し合って、ファンの願いを叶えてくれることを祈っています!」
取材・文/阿部裕華