アメコミ系YouTuberたちが『モービウス』を徹底分析!今後の展開も大予想「スパイダーマンも存在しているのか?」

インタビュー

アメコミ系YouTuberたちが『モービウス』を徹底分析!今後の展開も大予想「スパイダーマンも存在しているのか?」

「マルチバースの一番の黒幕がバルチャーだったらおもしろい(笑)」(コウスケ)

『スパイダーマン:ホームカミング』のヴィラン、バルチャーも登場!今後の展開に期待できることとは?
『スパイダーマン:ホームカミング』のヴィラン、バルチャーも登場!今後の展開に期待できることとは?[c]Everett Collection/AFLO

――ここからはネタバレありの感想をお願いします。ラストシーンについてもぜひお話しいただければと思います。

がおー「やはり、バルチャーことエイドリアン・トゥームスの登場シーン。予告編でもバルチャーの姿は確認できましたが、すごく激アツな展開ですよね。ただ、なぜ『スパイダーマン:ホームカミング』のバルチャーが『モービウス』の世界に来たのかはまったくわからなかったので、これから考察勢が考えていくことになるだろうと思っています(笑)」

コウスケ「バルチャーが『モービウス』の世界に来た瞬間、別の世界線へ飛ばされたとすぐに察したようなセリフを言っていたところがすごく気になっています。マルチバース理論を信じていたのか、マルチバースがあることを想定しておいて、なにかスパイダーマンを倒す秘策を練っていたのか…。興味深いです」

がおー「ヴェノムですら、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で別の世界線に飛ばされた時に動揺していましたからね(笑)。あの反応が今後のカギになってくるかもしれない」

コウスケ「実はマルチバースの一番の黒幕がバルチャーだった。とかだったら、すごくおもしろいと思いませんか?(笑)」

がおー「マイケル・キートンだからあり得るかもしれない(笑)」

サイ「確かに!」

コウスケ「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とSPUMCにも出演しているのに、DCの『バットガール』でバットマン役を演じる予定ですし、どれだけユニバースに参加しているんだろうと思いますね(笑)」

サイ「バルチャー以外の人間が『モービウス』の世界線に来たのかもまったく明かされていなかったので、僕的にはほかのキャラもこの世界線に来ていてもおかしくないなと思っていて。それこそ『スパイダーマン:ホームカミング』でバルチャーと同じくヴィランだったスコーピオンも来ているかもしれないです。キャラクター同士の絡みはファンとして見たいですね」

「ダークヒーローとしてモービウスがどう生きていくのか注目しています」(がおー)

――今後『モービウス』の続きが描かれるとしたら、どんな展開を予想しますか?あるいは「こういう展開が見てみたい!」と期待することでも構いません。

サイ「モービウスとマルティーヌ、ヴェノムとシーヴェノム、4人の絡みが見たいですね。敵として戦うのもいいですし、共闘して強大な悪に立ち向かう展開も激アツだなと思います」

がおー「ヴェノムは自称リーサル・プロテクター(=残虐な庇護者)なので、モービウスから見たら敵かもしれないですよね。『モービウス VS ヴェノム』なんて作品もあり得る。あとは、ヴェノムとは別のダークヒーローとしてモービウスがどういう立ち位置になるのか見定めていきたいです。モービウスが犯した過ちは解決されていないし、医者として『多くの人を病から救う』という目的も果たされていない。かなり宙ぶらりんな状態なので、続編が製作されるとしたら、そこの葛藤が描かれるのではないかと思います。ヒーローにはどうしても自己犠牲が付きものだからこそ、今後のモービウスの生き方に注目しています」


同じくスパイダーマンの宿敵を主人公に映画化した『ヴェノム』
同じくスパイダーマンの宿敵を主人公に映画化した『ヴェノム』[c]Everett Collection/AFLO

コウスケ「僕はモービウスがバルチャーを信用するかしないかも注目しています」

がおー「最後にバルチャーからチームを組もうとスカウトされていましたけど、モービウスは果たして信用するのか…。バルチャーは口がうまいので乗せられそうではある」

サイ「バルチャーがモービウスに提案をしているシーンで、“スパイダーマン”というワードに対しモービウスが疑問を抱かなかったのが謎なんですよ。SPUMCの世界線にもスパイダーマンが存在しているのかも考えないといけないなと」

がおー「確かに。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でマルチバースが描かれていることもあって、SPUMCの世界線にもピーターがいてもおかしくはないですね。どちらにせよ、バルチャーが登場した以上はスパイダーマンとの関係は切り離せないので、モービウスがバルチャーとスパイダーマンの関係性を知るのかも今後の展開の肝になりそう」

コウスケ「当初2020年7月に全米公開を予定していた『モービウス』ですが、映画公開に先駆けて2019年にコミックスが発売されていました。実はそれにはスパイダーマンが登場しているんですよ。モービウスが自制心を失って暴れているところへスパイダーマンが駆けつけるのですが、そこでモービウスはスパイダーマンに噛みついてしまう。しかし、スパイダーマンの血を吸うとモービウスの病気が少し軽減されるという展開になります。この関係性が今後のSPUMCにも生かされるのかは期待しているところです」

サイ「コウスケさんのお話ししているコミックスには、モービウスが戦うヴィランのメルターとその悪党の仲間たちが鳥や狼のようにビースト化してしまい、それをモービウスとスパイダーマンで治すというストーリーも入っていたんですよ。この展開は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の二番煎じになるので、ひねりを加える必要はありますが、協力関係の2人が描かれるのもアリだなと思います」

アンドリュー・ガーフィールドで『アメイジング・スパイダーマン3』はありえるのか?
アンドリュー・ガーフィールドで『アメイジング・スパイダーマン3』はありえるのか?[c]Everett Collection/AFLO
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