川栄李奈「台本は2回読めば覚える!」と発言も即撤回「ちょっと盛りました(笑)」
『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』(4月22日公開)の完成披露試写会がイイノホールにて開催され、野原しんのすけ、ゲスト声優を務める川栄李奈、ハライチの岩井勇気と澤部佑、そして橋本昌和監督が登壇。映画『クレヨンしんちゃん』30周年、そして第30弾となる記念すべき本作のお披露目を盛り上げた。
川栄が演じるのは忍者の里で「もののけの術」を受け継ぐ末裔(まつえい)の妻、ちよめ。くノ一で、野原一家の前に“しんのすけの本当の母親”として名乗り出るという役どころだ。川栄の出演は、メガホンをとった橋本監督の熱烈オファーにより実現したという。ちよめは「心のなかにすごくたくさんの愛を持っているキャラクター」と説明した橋本監督は「川栄さんの声とお芝居で見事に表現してくださいました」と大絶賛。しんのすけから「つまり、それは李奈お姉さんを好きってこと?」と鋭いツッコミを受けながらも「本当にすばらしかったです」としっかりと川栄に感謝を伝えていた。
トークではしんのすけが川栄に「映画みたいにオラをぎゅっとしてあのセリフを言ってほしいゾ」とおねだりする場面も。「これからは、私はあなたのお母さんです」というセリフと共に、川栄からギュッとハグされたしんのすけは「分かりました!今日から川栄しんのすけになります」と宣言し、会場の笑いを誘っていた。
さらにしんのすけは川栄に「台本を覚えるのが得意だと聞いたけれど、どのくらいで覚えちゃうの?」と質問。川栄は「だいたい2回くらい読んだら覚えられるよ」と笑顔で即答し、岩井、澤部、橋本監督、さらにMCを務めた久保田直子アナウンサーからも「すごい」との声が。すると、川栄は慌てて「すみません、盛りました。3回です」と笑顔で訂正。小さい頃から暗記力が良く、社会など暗記が必要な勉強が好きだったとを明かした川栄に、しんのすけは感心した表情で「台本暗記の術ですなぁ」と、術名もつけていた。
この日「全集中」と書かれたふんどしを身につけ参上したしんのすけは、澤部にオリジナルのふんどしをプレゼント。澤部にふんどしをつけてあげると、自らも「全集中」のふんどしから澤部とおそろいのぶりぶりざえもんのイラスト付きふんどしへ早着替え。それまでつけていた「全集中」のふんどしは、岩井にプレゼント。「しんちゃんの映画は一人で観るのがいい。一人なら大人でも存分に泣けるから」と語った岩井に、映画館で涙をぬぐう際に使うよう勧めていた。
イベントには、日本忍者協議会からのゲストも登場し、冒頭ではしんのすけとの寸劇を披露し、後半では忍者クイズコーナーで、岩井、澤部とともに技も披露。手裏剣の正しい投げ方や豆知識などを伝授するなど、忍者アクション大作にふさわしいイベントとなった。
取材・文/タナカシノブ