安室透の超絶アクションに、原点回帰のサスペンス!『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は“IMAX推し”
安室透の超絶アクションがさらにパワーアップ
キャラクターたちが炸裂させる超絶アクションも、本シリーズの人気の秘密だ。コナンのいつもながら小学生とは思えないアクションはもちろん、小五郎や高木刑事らの奮闘ぶりなど数多い見どころのなかでも、やはりIMAXの大スクリーンで観たい!という声が強いのは、安室透だろう。公開当時のシリーズ最高興収を更新して社会現象ともなった『名探偵コナン ゼロの執行人』(18)のキーパーソンであり、“安室の女”と呼ばれるファンが続出したことでも注目を集めた安室だが、本作では事件の核心に誰よりも接近する、ドラマの中心といえる役回りだ。
謎に包まれた日常を明かしたテレビアニメ「名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)」の放送も始まり、新しい顔を見せたことでますます人気を高めている彼。『名探偵コナン ゼロの執行人』での安室の奮闘を少し振り返ってみると、愛車のRX-7で首都高を片輪走行で疾走し、そのまま大ジャンプを決めたのちにモノレールの屋根の上を走り抜けるなど、エンジンを吹かしながら奇跡のドライビングテクニックを披露して、観客の度肝を抜いた。これにはSNS上でも「神業」「運転シーンの迫力すごすぎ」と大興奮の声があがっていたが、本作で、その人間離れしたアクションスキルがさらに加速。
4月5日に都内で行われた“完成披露宴”舞台挨拶では、安室役の古谷が「今回も新たなスキルを発動しちゃいまして。大変です」、さらに「今回はよく飛びます!」と楽しそうな笑顔を見せていたように、旋回するヘリコプターに安室が飛びかかろうとする場面が予告編で公開されると、あまりのフィジカルスキルの高さに、超絶アクションを見慣れたファンすらも騒然となった。そしてもちろん、コナンのアクションも負けているはずがなく、本作では阿笠博士の新発明を利用して過去最大級の大立ち回りを披露、異次元の能力を発揮しているので、乞うご期待だ。
以上のような、「これぞ『名探偵コナン』」「こんなシーンが見られるなんて!」と胸が高鳴るようなアクションの数々は、IMAXの高精細な大画面と迫力あふれるサウンドで楽しむのにうってつけ。緻密なサスペンスと激しいアクションがぶつかりあった、シリーズのなかでも語り継がれるであろう要素テンコ盛りの1作を、ぜひスクリーンで“体感”してほしい。
文/成田 おり枝