『エルヴィス』興奮と熱狂のライブシーンがフルver初解禁!エルヴィスの完コピに感動
世界で最も愛された破天荒な歌手、エルヴィス・プレスリーの知られざる真実を、『ムーラン・ルージュ』(01)のバズ・ラーマン監督が映画化した『エルヴィス』(7月1日公開)。本日、エルヴィスがスーパースターになる瞬間を描く、興奮と熱狂のライブシーンが初解禁された。
本年度カンヌ国際映画祭アウトオブコンペ部門出品が決定し、エルヴィスを襲った数々の逆境や、人気絶頂での死という、波乱万丈な日々の裏側にあった危険な真実が初めて明かされる本作。エルヴィス役に大抜擢されたのは、俳優で歌手のオースティン・バトラー。圧倒的なパフォーマンスや歌唱はもちろん、なにげない動作までもエルヴィスに寄せ、監督からも「エルヴィスそのもの」とお墨付きをもらっている。そして、エルヴィスの才能をいち早く見つけた強欲マネージャー、トム・パーカー役を、アカデミー賞受賞俳優トム・ハンクスが演じる。
解禁されたライブシーンは、無名の新人歌手エルヴィスが、緊張した面持ちでステージに立つところからスタート。ピンクのスーツを身にまとい、メイクをし、長い髪をオールバックにした姿に、観客からはヤジを飛ばされるなか、エルヴィスが「Baby Let’s play house」を歌いだすと、会場の空気は一転。
腰を小刻みに揺らす独特でセクシーなダンスと、誰も聴いたことがないロックを熱唱するエルヴィスに、女性客は大興奮し、やがて会場は熱狂の渦に包まれる。パーカーはそのパフォーマンスを見たその瞬間、「運命の出会いだった」と革新。まさにロックが生まれた瞬間を体感できる映像になっている。
先日、一足早く本作を鑑賞したエルヴィスの元妻、プリシラ・プレスリーも、自身のFacebook「バズ(・ラーマン監督)ならではのユニークで芸術的な手法で、見事に、そして創造的に語られた実話です。オースティン・バトラーはエルヴィスそのもの」と本作とオースティンを絶賛した。カンヌでのワールドプレミア上映で、どんな反応を受けるのか?本年の音楽映画の大本命である本作にますます期待が高まる。
文/山崎伸子