クリス・ヘムズワースが人体実験をする謎の男に!?Netflix『スパイダーヘッド』予告編&キービジュアル解禁
アベンジャーズのマイティ・ソーとして人気を博すクリス・ヘムズワースが主演とプロデューサーを務めたミステリースリラー『スパイダーヘッド』が、6月17日(金)よりNetflixにて独占配信される。本作の予告編とキービジュアルが解禁となった。
舞台は近未来、とある孤島に怪しく佇む、最新鋭の機能を備えた“スパイダーヘッド刑務所”。ヘムズワースが演じる刑務所の管理者は、“ある恐ろしい目的”のために人体実験を行っている。予告編では、そんな施設での実験の一端が垣間見える一方、美しい風景や建物、音楽とのコントラストが、物語の異質さを加速させる。
ある日施設にやってきたのは、後悔してもしきれない過去の罪から逃れる術を求め、治験への参加を志願した男。「遅れてすみません」とつぶやく男に対し、ヘムズワース演じる管理者は、にこやかな表情で「遅くない」と返す。見ると、薬を投与された者たちは、もれなく変貌していく。笑いが止まらない、速攻で恋に落ちる、抑えきれない欲望や耐え難い恐怖を感じる、そして最悪の場合、“死”が訪れるという副作用を持つ様子。
その様子を冷ややかに眺める管理者の表情が印象的。彼が「大勢の命を救える」、「世界を変えられるんだ」と“正しさ”を強調する一方で、次の瞬間、映しだされるのは、血だけがこびりついた無人の部屋。「いい世界になる」とされる実験行為は、本当に正しいのか?果たして“真の恐るべき目的”とは?
人体実験を志願する男役に、『セッション』(15)、『ファンタスティック・フォー』(15)、そして『トップガン マーヴェリック』(5月27日公開)にも出演する演技派俳優マイルズ・テラー。監督は、同じく『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督。さらに『デッドプール』(16)、『デッドプール2』(18)の製作総指揮&脚本コンビ、レット・リースとポール・ワーニックが脚本を手掛ける。
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の最新作『ソー:ラブ&サンダー』(7月8日公開)が控えるヘムズワースが、これまで演じてきたどの役とも違う新境地に挑む本作。気鋭のキャスト&スタッフで贈られる“超異質”なミステリースリラーに期待が高まる!
文/山崎伸子