バズ・ラーマン監督作『エルヴィス』ステージの熱狂をきらびやかに切り取る日本版予告&ポスター到着
史上最も売れたソロアーティスト、エルヴィス・プレスリーの姿を映しだす『エルヴィス』(7月1日公開)。本作より、日本版予告と日本版ポスタービジュアルが解禁となった。
禁断の音楽“ロック”を生み世界中を熱狂の渦に巻き込むも、若くして人気絶頂のなか謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス。若者から絶大な人気を集めた一方で、中傷の的になり警察の監視下に置かれた彼の真実の物語を、「監獄ロック」を始め、誰しも一度は耳にしたことのある数々の曲に乗せて明かしていく。監督を『ムーラン・ルージュ』(01)のバズ・ラーマンが担当し、主人公のエルヴィスをオースティン・バトラー、マネージャーのトム・パーカーをトム・ハンクスが演じる。
ロックを生みだし、ビートルズやクイーンなど多くのアーティストたちに多大な影響を与えたエルヴィスだが、映像では、頂点に立つまでの知られざる険しい道のりが映しだされていく。腰を小刻みに揺らし、つま先立ちする独特でセクシーなダンスと、禁断の音楽“ロック”を熱唱するエルヴィスに、女性客は大興奮。小さなライブハウスから始まったその熱狂は瞬く間に全米に広がり、エルヴィスはスーパースターになっていった。しかし、若者に熱狂的に受け入れられた一方、まだ保守的な価値観しか受け入れられなかった時代にブラックカルチャーをいち早く取り入れたパフォーマンスで、エルヴィスは世間の非難を一身に浴びることに。
その後、故郷メンフィスでのラスウッド・パークスタジアムでライブが行われるが、警察はライブを監視し、強欲マネージャーのパーカーは「指一本でも動かせば逮捕だ...」とエルヴィスらしいパフォーマンスを阻止しようとする。そんななかでエルヴィスは、「誰になにを言われようと自分の心に従え」という選択をする。圧巻のライブパフォーマンスは、さらなる熱狂を生み、世界を一変させる型破りなエルヴィスの伝説のライブのひとつとなった。
しかし、熱狂の最中にパーカーは「どれだけの危険が待っているか、彼にはわかっていない…」と呟く。伝説を生み続け、42歳という若さでこの世を去ったエルヴィスの死は、いまなお謎に包まれているが、パーカーが語る「“伝説”は、誰に殺されたのか―」「わたしだけが知っている」その言葉の裏に、真相が隠されているのだろうか。
なお、本作は現在開催中の第75回カンヌ国際映画祭にて初お披露目になるという。伝説の男、エルヴィスに隠された危険な裏側とは一体どんなものなのか?初めて明かされる真実を劇場で目撃しよう。
文/サンクレイオ翼