3年ぶりに雷神降臨!『ソー:ラブ&サンダー』アスガルド組&GOG組&神殺し…今回活躍するキャラクターをチェック|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
3年ぶりに雷神降臨!『ソー:ラブ&サンダー』アスガルド組&GOG組&神殺し…今回活躍するキャラクターをチェック

コラム

3年ぶりに雷神降臨!『ソー:ラブ&サンダー』アスガルド組&GOG組&神殺し…今回活躍するキャラクターをチェック

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のヒーローとして、初めて単独映画4作目が公開される雷神ソー(クリス・ヘムズワース)。それまでのシリーズから方向転換し、大ヒットとなった前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(17)に続き、タイカ・ワイティティが監督を続投する『ソー:ラブ&サンダー』は、7月8日(金)に日米同時公開となる。本作は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)でサノスを倒したあと、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と宇宙に旅立ったソーのその後を描く物語だ。MCUのなかでもコメディ色の強い2組のコラボという点でも注目が集まっている。

さらにソーの元恋人ジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)も、単独2作目『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(13)以来のカムバック。しかも彼女には本作で、新たな役回りが与えられているようだ。ソーは新たな冒険で、どんな仲間たちとどんな敵に立ち向かうことになるのか。今回は、『ソー:ラブ&サンダー』に登場するキャラクターを紹介し、これまでのシリーズでの活躍を復習していきたい。

一気に穏やかになった快活な雷神、ソー

【写真を見る】ハイテンションなソーはどうした!?打って変わって、穏やかになったソー(『ソー:ラブ&サンダー』)
【写真を見る】ハイテンションなソーはどうした!?打って変わって、穏やかになったソー(『ソー:ラブ&サンダー』)[c]Marvel Studios 2022

神々の国アスガルドの元王である雷神ソー。単独1作目『マイティ・ソー』(11)で描かれた傲慢な王子から、3作目の『バトルロイヤル』では、「国とは土地ではなく民である」という境地に達し、王として民を守る決意をした。しかし、続く『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)では、アスガルドの民を乗せた避難船がサノスに襲われ、義弟ロキをはじめとする多くの民が命を落とす事態に。サノスのデシメーションを生き残ったソーは、ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)と共にノルウェーのある町にニュー・アスガルドを築くが、『エンドゲーム』冒頭でサノスに復讐を果たしたあとは無気力になって自堕落な日々を過ごし、それが体型にも現れてしまっていた。しかしその後、アベンジャーズの仲間たちと宇宙に平和を取り戻す。そして彼は、ニュー・アスガルドをヴァルキリーに託し、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と“自分探しの旅”に出た。

『バトルロイヤル』のヒットのためか、現在ではコミカルなイメージのあるソーだが、彼が歩んできた道は厳しいものだった。家族やアスガルドの土地と民など、大切なものを多く失ってきた彼は、本作で「ヒーローをやめる」、「戦いはもう終わりだ」と宣言。しかし彼はこれからなにをするのか、どうやって生きていくのかノープランらしい。最強の雷神は行きあたりばったりの旅で、新たな人生を見つけることができるのだろうか。

まさかのカムバック!ヒロイン&元カノ、ジェーン

2作目では、インフィニティ・ストーンに寄生されてしまうという大きなトラブルに見舞われたジェーン(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』)
2作目では、インフィニティ・ストーンに寄生されてしまうという大きなトラブルに見舞われたジェーン(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』)[c]Everett Collection/AFLO

『ラブ&サンダー』の登場人物のなかで、誰よりも注目を集めているのはソーの元カノ、ジェーン・フォスターだ。天文物理学者の彼女は、『マイティ・ソー』でアスガルドを追放され、地球に墜落したソーに出会った。当初は彼の豪快すぎる性格と自身を神だという言動に困惑し、反発していたが、アスガルドの歴史(北欧神話の世界)と自分の研究に共通点を見いだし、ソーに惹かれていく。しかし2人は人間と神という立場の違いから常に一緒にいることは許されず、離ればなれでいることが多かった。逆にそれが彼らの関係をロマンチックにしていたと言っていいだろう。ところが私たち観客は、『バトルロイヤル』で突然彼らの破局を知ることになる。道端でソーと写真を撮った一般人が、「ジェーンとは残念だったね」と言って去っていったのだ。あまりにもあっさり。いったい2人の間になにがあったのだろうか。


そんなジェーンは、今回新たなヒーロー“マイティ・ソー”として元カレと再会するようだ。予告編では、彼女は雷神の力を得て、なぜかソーの姉ヘラに破壊されたはずのムジョルニアを持って登場。見事にビルドアップされた力強い肉体は、彼女がたしかに雷神なのだと感じさせる。ジェーンはデシメーションで5年間消えていたため、復活してからの3、4年の間になにかがあったのだろう。コミックでは彼女はガンを患い、闘病生活をしながらヒーロー活動をしている。映画でもその設定は反映されているようで、それが物語にどんな影響を与えるのか注目だ。もちろん彼女に未練タラタラのソーとの復縁も期待される。

頼れるサバサバ女性戦士、ヴァルキリー

ニュー・アスガルドでは王となったヴァルキリーのその後も気になるところ(『マイティ・ソー バトルロイヤル』)
ニュー・アスガルドでは王となったヴァルキリーのその後も気になるところ(『マイティ・ソー バトルロイヤル』)[c] 2018 MARVEL

『バトルロイヤル』で初登場し、ソーの頼もしい仲間となったヴァルキリーは、いまやニュー・アスガルドの王として国を統治している。彼女はもともと女性だけで編成されるアスガルド最強の部隊の一員だったが、太古の時代にヘラとの戦いで仲間を失い、自分だけが生き残った。その過去から戦いへの気力を失い、惑星サカールで賞金稼ぎとして暮らすようになる。しかし、ソーやハルク/ブルース・バナーと出会ってかつての自分を取り戻し、再びヘラと対峙したのだ。『エンドゲーム』の最後の戦いでもアベンジャーズに加勢し活躍を見せた。その後、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と旅に出るソーを見送った彼女だが、ニュー・アスガルドの統治には苦労しているらしい。

『ラブ&サンダー』では、世界の危機に瀕してソーと行動を共にするようだ。またコミックでのヴァルキリーはバイセクシュアルのキャラクターで、MCUでもその設定は反映されている。監督のタイカ・ワイティティは、本作でのヴァルキリーについて「(アスガルドの)新たな王として、彼女にとっての女王を探さなくてはなりません」と発言。ソーとジェーンだけでなく、彼女の恋愛模様も気になるところだ。

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