「hideに会えた」「一緒にライブに参戦している感覚」…ファンからも太鼓判!『TELL ME ~hideと見た景色~』でhideの魅力を再発見
実在する人物を浮かび上がらせたキャストによる熱演
そんな実話に基づく物語に深みをもたらしているのが、俳優たちの演技によって心情豊かに浮かび上がったキャラクター。主人公の裕士は、幼少期から優秀な兄と比べられながら育ち、大人になってからもウダツの上がらない生活を送っていたところ、両親からの頼みで兄のマネージャーに。音楽についての知識もなく、右往左往しながらもアーティスト“hide”を支えようと奔走していた。
そんな繊細な男を演じているのが、映画初主演となる今井翼。hideに対する遠慮を感じさせる言葉遣いや伏し目がちな姿勢で、裕士の複雑な立場や胸中を表現。あまりに突然の兄hideの急逝に茫然としながらも、兄の音楽を伝えようと奮闘し、そして最後には感情を露わにしていく…。そんな心の移ろいを体現した人間味のある演技には絶賛が並んでいた。
「複雑な立場の人物を繊細に演じていてよかった」(60代・男性)
「今井翼の演技がすばらしかった」(30代・男性)
「裕士さんのいつも人を思いやる姿、優しさが描かれていて、それをすばらしく演じてくれました」(40代・女性)
裕士と共に、バンドの中心として、アルバム制作へ再び動きだすI.N.A.を演じるのは塚本高史。hideを失ったことで音楽性がわからなくなり、スランプに陥ってしまう苦悩とそれでも前に進もうとどこかふっ切れたようにもがいていく様子を絶妙に体現。
「I.N.A.さんが抱えていたであろう重圧や不安、でも未来をhideさんと見たいという芝居がすてきでした」(20代・女性)
「I.N.A.ちゃん本人かと思うような、完璧なお芝居でした」(20代・女性)
など好評を集めていた。そんな塚本はhideの大ファンで、ドキュメンタリー映画『hide 50th anniversary FILM「JUNK STORY」』(15)でもナレーションを務めており、今回の撮影現場でもファンゆえの意見をぶつけていたそう。「塚本さんのhide愛も役のなかで感じた」(40代・女性)、「同じhide好きとして、hideをよく知っているからこそできる演技がとてもよかった」(30代・女性)と作品と真摯に向き合う姿勢は、演技を通じてファンにも伝わったようだ。
大役hideを演じたJUONは、ビジュアルや話し方に加えて、圧倒的なカリスマ性と同時に漂わせるチャーミングで優しい空気感まで、見事にhideになりきっており、「最初の『ROCKET DIVE』の収録シーンから、本物のhideちゃんかと思うくらい似ていました。性格や話し方も似ていて、とても印象に残りました」(20代・女性)、「途中からJUONさんがhideさんにしか見えなかった」(30代・女性)といった感想が多数寄せられていた。
また本作では、hideと裕士の幼少期から学生時代までのエピソードも描かれる。hideを語るうえでは外せない、“おばあちゃん子だったこと”にも触れており、「祖母の影響が大きかったのがよくわかった」(40代・女性)、「hideが大好きだったおばあちゃんがイキイキしていたのがよかったです」(30代・男性)、「ファンキーなおばあちゃん、想像どおり」(40代・女性)など、ファンから好評の声が集まっていた。