3年ぶりにリアルも開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」周辺スポットを探訪!SKIPシティの満喫術は?

コラム

3年ぶりにリアルも開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」周辺スポットを探訪!SKIPシティの満喫術は?

“若手映像クリエイターの登竜門”として知られる「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」が、今年7月16日(土)から7月24日(日)までの9日間にわたってスクリーン上映を開催。世界中から集まった、選りすぐりの作品を楽しめる季節がやってきた。そこでMOVIE WALKER PRESSでは、メイン会場となる埼玉県川口市のSKIPシティを訪れ、現地を取材した。すると、映画作りを体験できる「映像ミュージアム」をはじめ、プラネタリウムや天文台を有する科学館、さらにはおいしい食など、映画祭を訪れたら必ず立ち寄りたい魅力的なスポットを続々発見!足繁く通ってみたくなること間違いなしのSKIPシティ周辺情報をご紹介。

東京からのアクセスも快適!SKIPシティへGO

映画祭期間中は川口駅から無料の直行バスが運行される
映画祭期間中は川口駅から無料の直行バスが運行される

2004年に埼玉県川口市で誕生した「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」は、デジタルシネマ(デジタルで撮影・編集された映像作品)にいち早くフォーカスした国際コンペティション映画祭。“若手映像クリエイターの登竜門”として、『死刑にいたる病』(22)の白石和彌監督、『浅田家!』(20)の中野量太監督、『カメラを止めるな!』(17)の上田慎一郎監督、『さがす』(22)の片山慎三監督など、日本映画界のトップランナーとして活躍する監督を輩出してきた。第19回を迎える今年は3年ぶりのスクリーン上映が復活するだけでなく、コロナ禍で好評を博したオンライン配信も併用したハイブリッド方式で開催。コンペティションでは、世界各国から応募された全935作品の中から厳選した24作品が上映・配信されるなど、映画界の未来を担う新たな才能が集結する。

メイン会場となるSKIPシティは、2003年にオープン
メイン会場となるSKIPシティは、2003年にオープン

メイン会場となるのは、2003年にオープンした「学びと体験の街」として知られているSKIPシティ。気になっていたけれど、まだ訪れたことがない…という人も多いはず。最寄駅となるJR川口駅までは、東京駅から京浜東北線で約25分というアクセスのよさ。さらに映画祭期間中は川口駅から無料の直行バスが運行されるので、ぜひ利用してみたい。そしてSKIPシティのすごいところは、映画祭だけでなく、子どもから大人まで夢中になれる施設が思いきり充実していること。

映画好きなら行くべき!「映像ミュージアム」は監督や編集マン体験ができる魅惑のスポット

【写真を見る】虹色のトンネルを抜けたら、そこは映像の世界!日本で唯一の「体験型映像ミュージアム」だ
【写真を見る】虹色のトンネルを抜けたら、そこは映像の世界!日本で唯一の「体験型映像ミュージアム」だ

まず訪れたのは映像関連産業を核とした次世代産業を集めた空間、彩の国ビジュアルプラザ。この中にあるのが、映画祭で世界各国の表現者たちのパワーに触れたら必ず足を運びたくなる、映画の歴史、原理、制作のプロセスを体験しながら学べる「映像ミュージアム」だ。映画祭期間中は、上映チケット、QRコード画面の提示で入場無料になるから、オトクに楽しめるチャンス。カラフルなウエルカムトンネルを通り、いざ映像の世界へ!

映画の歴史をじっくりと学ぶことができる
映画の歴史をじっくりと学ぶことができる

パラパラ漫画や映写機、ムービーカメラなど実物を見ながら、静止した画像を動かす映像の原理とその歴史を知ることができる。そして黒澤明をはじめ、日本映画の巨匠たちの仕事ぶりも紹介。SKIPシティがロケ地となった上田慎一郎監督作『カメラを止めるな!』からは、上田監督が細かく書き込んだ台本や、劇中衣装、小物なども展示されている。


『カメラを止めるな!』の衣装もお目見え
『カメラを止めるな!』の衣装もお目見え

最高に楽しいのが、映画制作プロセスコーナー。映画制作の過程に沿って、企画、美術、撮影、照明、編集、効果音、アニメ制作といった“映画の仕事”を実際に体験できるのだ。文字だけで学ぶのとはまったく違う!本格的なセットと機材を使って、カメラマンになってみるもよし、役者になってみるもよし。分担しながらいろいろな部署の仕事を経験してみよう。

移動撮影にチャレンジ。大人も夢中になって楽しめる!
移動撮影にチャレンジ。大人も夢中になって楽しめる!

照明の当たり具合によってどんな変化が起きるのか、編集によって物語の展開や見せ方も変えられることなど、装置に触りながら身を持って経験することで「あらゆる力、アイデアが結集して映画はできあがっているんだな」と映画づくりに一層興味が出ること請け合い。またアナウンサー体験や、合成映像体験ができる「空飛ぶ魔法のじゅうたん」のアトラクションもアリ。取材に訪れた日もたくさんの子どもたちが駆けつけており、目をキラキラとさせながらテレビや映画の仕事に取り組んでいたのが印象的だ。

ブルーバックのスタジオでいくつかの番組の合成映像体験ができる
ブルーバックのスタジオでいくつかの番組の合成映像体験ができる

満喫するための完全攻略「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」特集【PR】

彩の国ビジュアルプラザ・NHKアーカイブス
住所:川口市上青木3-12-63

●映像ミュージアム
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日 映画祭期間中は特別開館)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:大人/520円(団体410円)、小中学生/260円(団体200円)
※映画祭期間中は、上映チケット、QRコード画面の提示で入場無料。

●公開ライブラリー
開館時間:9:30~17:30(入館は17:15まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日 映画祭期間中は特別開館)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:無料

産業技術総合センター
住所:川口市上青木3-12-18

●川口市立科学館
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:
科学展示室:大人/210円、小中学生/100円
プラネタリウム観覧料:大人/410円、小中学生/210円
※プラネタリウムの投影スケジュールは公式サイトご参照ください。

●彩の国くらしプラザ
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日 映画祭期間中は特別開館)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金:無料

ばんくる拉麺
営業時間:11:00~22:00
定休日:月曜日
住所:彩の国ビジュアルプラザ1F

Java Jive
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日、火曜日(そのほか臨時休業日あり)
住所:川口市上青木 3-1-11 103
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