石井マーク&嶋村侑が語り合う、『G-レコ』と過ごした8年間への想い「同じストーリーでも感じ方が違うものになる」
「キア隊長を追悼するシーンは、劇場版になってより感動しました」(嶋村)
――第4部で注目のキャラクターを教えてください。
嶋村「私はキア隊長かな」
石井「僕はここにきて、初めてマスクがカッコイイかもと思いました」
嶋村「マスクとの最後の戦闘シーンはめちゃくちゃやばかった。マックナイフが迫ってくるところとかすごくよかった」
石井「眼力がプラスされているので、セリフも含めてより一層マックナイフにも迫力が出ています」
嶋村「完パケ(完全パッケージ)で観たときに、すごく迫力があってビックリしたシーン。とても衝撃的でした」
石井「よかった〜、一生懸命やった甲斐があった!」
嶋村「本当によかったよ!」
石井「あのシーンだけでもマスク役の佐藤拓也さんと一緒にアフレコしたかったのですが、今回はそれが叶わずで。でも、なんとなく声量や芝居の感じが想像できて、きっとすごい見せ場になるという感覚はありました」
嶋村「一緒にやってなくても、マスクの声が聞こえるんでしょ?」
石井「確かに、聞こえている気がします。マスクが『ベルリ!』と叫ぶシーンではちょっと鳥肌が立ってしまって。“ベルリ”というワードにいろいろな思いが詰まっていて、マスクの信念のようなものに初めて気づいたシーンになりました」
――第4部では数百にも及ぶ新規カットが追加されていますが、実際に映像を観て、印象の変化や衝撃を受けたシーンはありましたか?
嶋村「コロニー(オーシャン・リング)の穴を塞ぐために犠牲になったキア隊長を、満艦飾で追悼するフルムーン・シップの方たちのくだりは、劇場版になってより感動したシーンです」
石井「よかったですよね、あのシーン。僕が最初に感じたのは、色の使い方です。全体的に明るく鮮やかになったなと。さっき(嶋村)姉さんが触れていたシーンをはじめ、表現の仕方やBGMなどが変わっているところはたくさんあります。全体的に、より一層感情が揺さぶられるシーンが増えたように感じています」
嶋村「確かに増えた」
石井「感情が入り込みやすくなった劇場版は、より『G-レコ』の世界観に没入できるようになっています」