IMAXで映画館が“ライブ会場”に!『ONE PIECE FILM RED』は迫力満点の“IMAX推し”

コラム

IMAXで映画館が“ライブ会場”に!『ONE PIECE FILM RED』は迫力満点の“IMAX推し”

劇場でしか味わえない!IMAXがもたらす圧倒的なライブ体験

さらにウタは動画配信や音楽番組への出演など、アニメーションの枠を超えた現実世界での活動でも話題を呼んでいる。YouTubeで配信中の「ウタ日記」では、劇中で開催される初のライブがウタ自身によって告知されている。ウタの音楽を楽しむためにライブ会場に足を運ぶような気持ちで映画館に向かえば、エレジアの観客と同じ目線で、より映画を楽しむことができるだろう。

映画冒頭のライブでまず披露されるのが、ウタの見事なハイトーンが響き渡る「新時代」。高揚感あふれるエレクトリックビートは、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅなどをプロデュースしてきた中田ヤスタカが、原作者の尾田から“新しい歌姫の誕生を象徴するような力強い曲”をリクエストされて作詞作曲したという。「私は最強」は、今年活動を再開したバンド、Mrs. GREEN APPLEが提供した楽曲。畳みかけるような疾走感と明るく前向きな歌詞と歌声で、輝く未来が目の前に広がるような情景を見せてくれる。

また、エレキギターが激しくかき鳴らされる「逆光」は、Z世代から絶大な支持を得ているVaundyの提供によるロックチューン。シャウトするように歌うフレーズがあるなど、ウタの激しい感情が爆発したようなボーカルが感情を揺さぶってくる。そして、「ウタカタララバイ」は今年メジャーデビューをし、ネットシーンをざわつかせているFAKE TYPE.が提供。クセになるトラックと最高難易度のラップ、そして先の見えない楽曲、映像展開に惹き込まれる。

これらシーンの最先端を行くアーティストとウタによるコラボ楽曲の数々を彩る映像はどれもポップで、それぞれに合ったライブ演出で目でも楽しませてくれる。まるで目の前でウタが歌っているかのような臨場感で楽曲を味わうことができるのは、IMAXならではだろう。

名塚佳織とAdo、2人のウタが紡ぎだす心揺さぶるドラマパート

ウタを巡るドラマも大きな柱で、ウタのボイスキャストを務めた名塚佳織の名演も見逃せない。自分の歌で世界を平和にしたいと願うウタは、力強い雰囲気のなかにも、時に子どものような無邪気さを見せる。決して弱気な表情を見せることはないウタの根底に流れる信念とピュアネスを、名塚はみずみずしい演技で体現している。映画後半でAdoが歌い上げるせつないナンバーの数々は、名塚の迫真の演技とシンクロし、いっそう観る者の胸に感動を呼ぶのだ。


ウタの楽曲を提供したのは、中田ヤスタカ、Mrs. GREEN APPLEら人気アーティストたち
ウタの楽曲を提供したのは、中田ヤスタカ、Mrs. GREEN APPLEら人気アーティストたち[c]尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

「朝顔」などのヒットで知られるシンガーソングライター、折坂悠太が提供した「世界のつづき」は、折坂らしいシンプルなメロディとサウンドによって、楽曲に込められたメッセージがより際立って響いてくる。Adoのボーカルも、力強さだけでなく包み込むような優しさが感じられ、胸が締め付けられる。

また、第2弾予告にも使用されている秦基博による「風のゆくえ」は、名曲「ひまわりの約束」にも通じる普遍性のある極上のバラード。遠くまで祈りを届けるようなAdoの歌声は、体の芯を震わせるような響きに満ちている。ドラマ、アニメ、映画と数々のヒット作の劇伴を手掛ける人気作曲家、澤野弘之が提供した楽曲「Tot Musica」は、物語上の重要なポイントで流れるという点でも注目だ。

“歌を通じて世界を幸せにしたい”という願いのもと、歌い続けてきたウタ
“歌を通じて世界を幸せにしたい”という願いのもと、歌い続けてきたウタ[c]尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

ハードな曲からバラードまで幅広いジャンルの楽曲が“ウタの歌”として違和感なく受け入れられるのも、名塚とAdo、2人の演技と歌声がシンクロしているからこそ。それらはIMAXが生みだす没入感によって、さらに深い感動体験をもたらしてくれる!


IMAXスペシャルサイト「IMAXで観る映画は最高だ!」【PR】
作品情報へ

関連作品

  • ONE PIECE FILM RED

    4.3
    21399
    FILMシリーズ第4弾、ルフィと仲間たちが活躍する冒険アニメの劇場版第15作
    Prime Video U-NEXT Netflix