ギョギョっと全面協力!映画初出演のさかなクン、舞台裏エピソード&メイキング映像を入手
『この世界の片隅に』(16)ののんと、『横道世之介』(13)や『子供はわかってあげない』(21)の沖田修一監督がタッグを組み、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」を映画化した『さかなのこ』が9月1日(木)より公開。このたび本作から、原作者のさかなクンが全面協力した“お魚ファースト”な撮影の舞台裏エピソードが到着。あわせて、さかなクンがバスクラリネットを演奏する貴重なメイキング映像も入手した。
子どもの頃からお魚が大好きだったさかなクンが、たくさんの出会いのなかで“さかなクン”になるまでを描いた原作をフィクションも織り交ぜながら描く本作。ミー坊はお魚が大好きな小学生。ほかの子どもと少し違うことを心配する父親とは対照的に、母親はミー坊を信じて応援し、背中を押し続ける。やがて成長したミー坊は一人暮らしを始めるようになり、思いがけない出会いや再会のなかで、自分にしかできない道へと飛び込んでいく。
原作者のさかなクンは、ミー坊のお魚人生に大きな影響を与える映画オリジナルキャラクターの“ギョギョおじさん”として映画初出演する以外にも、様々なかたちで撮影に全面的に協力した。魚類の監修はもちろんのこと、さかなクンたっての希望で自宅に設けられた水族館なみの水槽“フィッシュハウス”で暮らしているお魚たちが“魚優”として撮影に参加。さらに題字の執筆や、“水槽”と勘違いして入部した吹奏楽部での経験を活かしたバスクラリネットの演奏が自身の登場シーンで流れるなど、まさに八面六臂の大活躍。
しかもお魚に移動のストレスを与えないためにと、お魚が暮らしている沼津や館山に人間が移動して撮影を行なう“お魚ファースト”な撮影も実現。さかなクンは「とっても尊敬いたします沖田監督さまとすばらしいチームの皆さまが、こんなにかわいくて素敵なミー坊とお魚とファミリーや仲間の皆さまとのすばらしい世界の映画を誕生させてくださり、夢のようです。さかなクンも参加させていただき、光栄でギョざいます」と映画化の喜びを大興奮でコメント。
さかなクンの全面協力と沖田監督の見事な手腕によって作りだされた、ユーモラスで多幸感いっぱいの本作。是非とも劇場で、スクリーンいっぱいにあふれるお魚愛を受け止めてほしい!
文/久保田 和馬