及川光博、「スター・ウォーズ」R2-D2を“相棒”に指名!「他人と思えない」
「スター・ウォーズ」の新たなドラマシリーズ「キャシアン・アンドー」の配信を記念して、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のIMAX上映スペシャルトークイベントが9月16日にT・ジョイPRINCE品川で開催され、「スター・ウォーズ」ファン歴40年以上の及川光博が登壇。「相棒にするなら、どのキャラクターがいい?」との質問に回答した。
本作は『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)の直前を描き、全世界興収10億ドルを超える大ヒットを記録した『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)に登場した、情報将校のキャシアン・アンドーを主人公としたオリジナルドラマシリーズ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の5年前、帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍として立ち上がる名もなき人々の物語を描く。及川は「『エピソード9』を鑑賞後、『ああ、これでスター・ウォーズから卒業だな』と泣いたんです。号泣したんです。全然卒業できていませんでした!ファン歴44年、及川光博です!」と挨拶し、「スター・ウォーズ」ファンが集まった会場から大きな拍手を浴びた。
「スター・ウォーズ」シリーズの、「どの作品、どの時代にも思い出がある」という及川。「『エピソード4』の日本公開は1978年。僕は小学校3年生で、生まれて初めて渋谷という街に行った」と公開当時、実際に映画館に駆けつけたそうで、「タトゥイーンからコルサントに来たみたいな感じ。おのぼりさん」とシリーズに登場する場所になぞらえてにっこり。「前評判も高くて、少年少女たちが盛り上がっていました」と振り返る。
そういった少年時代から時を経て、1999年に『エピソード1』が公開。新たな3部作がスタートした。「うれしかった」と笑顔を弾けさせた及川は、「『エピソード2』の思い出は、特別試写会に招待していただいて行ったんです。後ろの席が叶姉妹さん。香水の匂いがすごかった。『エピソード2』を観ると、叶姉妹を思い出す。あと、目のやり場に困った」と語り、周囲を笑わせていた。
また「スター・ウォーズ」シリーズといえば、ルークにとってのR2-D2のように、相棒となるドロイドも人気だ。司会から「相棒にしたいドロイド、またはキャラクターは?」と聞かれた及川は、「ドロイドだったら、R2-D2ですね」と回答した。「もちろんC-3POも好きですよ。好きなんだけど、ずっと一緒に行動するとしたらちょっとしゃべりすぎかな。見ている分には楽しいんですけどね」と笑顔。「R2-D2は、実は僕の家のリビングにいるんです。毎日見ているので、他人と思えない」というが、「ゴミ箱なんですけどね。パカっと開くやつ。愛着がありすぎて、ゴミ箱としては使っていない」と真相を明かしながら、R2-D2に愛情を傾けていた。
この日は、IMAXの大画面で「キャシアン・アンドー」の予告編がお披露目となった。及川は「絵作りがハードボイルド」と惚れ惚れ。「反乱者たちと同じ時代。反乱者たちのキャラクターが登場するのでは」と予想し、「キャシアンがアウトローであって、その全貌がまだわからない。ほのぐらい情熱を抱えているように感じる。劇的な事件やドラマがあって、反乱軍として立ち上がるんだろうなと。物語の展開に期待しています」と興奮しきり。「広がり続ける『スター・ウォーズ』の世界、深まり続ける物語。『キャシアン・アンドー』を楽しみつつ、さらなる新作、さらなるキャラクターのフューチャリングに期待したいと思っています」と語っていた。
「キャシアン・アンドー」は、9月21日(水)よりディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて日米同時配信。
取材・文/成田おり枝