キアヌ・リーヴス主演『コンスタンティン』続編がついに始動!“天国と地獄のエージェント”が帰ってくる
キアヌ・リーヴスが主演を務め、全世界興収2億3000万ドルを突破するヒットを記録したアクションホラー映画『コンスタンティン』(05)。いまなおカルト的人気を誇り、長年にわたって多くのファンからシリーズ化を熱望されていた本作の続編が、ついに製作されることが決まった。「Deadline」など全米複数メディアが報じている。
DCコミックスの「ヘルブレイザー」を原作にした『コンスタンティン』。“天使の街”ロサンゼルスで悪魔祓いを行なう主人公ジョン・コンスタンティンは、ヘビースモーカーであることが祟って肺がんを患い、余命宣告を受ける。そんななか、街では天国と地獄の調和が乱れ、地獄から人間界に侵入してきた悪魔が暗躍していた。そしてコンスタンティンは、聖水と火炎放射器、ショットガンを手に、妹を亡くしたロス市警の刑事アンジェラと共に黙示録的戦争へと身を投じていくことに。
報道によれば、主人公のコンスタンティン役を演じるリーヴス、メガホンをとるフランシス・ローレンス監督が再タッグ。前作で製作を務めたアキヴァ・ゴールドマンが脚本&製作を手掛け、「スター・ウォーズ」シリーズのJ.J.エイブラムスと、名匠アンソニー・ミンゲラ監督の娘であるハンナ・ミンゲラが製作に参加。また前作で製作に名を連ねたロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラとアーウィン・ストッフがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。
リーヴス以外のキャスト情報についてはいまのところ明らかになっていない。前作では、アンジェラ役のレイチェル・ワイズ、ガブリエル役のティルダ・スウィントンと、のちにアカデミー賞を獲得する女優2人が出演したほか、コンスタンティンの助手のチャズ役としてシャイア・ラブーフ、パパ・ミッドナイト役としてジャイモン・フンスー、ルシファー役としてピーター・ストーメアが出演していた。
前作で長編監督デビューを飾ったローレンス監督は、その後『アイ・アム・レジェンド』(07)や「ハンガー・ゲーム」シリーズの2作目以降を手掛けるヒットメイカーに成長。Netflix映画『スランバーランド』(11月18日配信)が控え、現在は「ハンガー・ゲーム」シリーズの前日譚映画を制作中。かねてから『コンスタンティン』の続編へ意欲的で、2011年には「作れるとしたらよりダークで怖い作品にしたい」と語っている。
また同じくコンスタンティン役へのカムバックに強い意欲をのぞかせていたリーヴスといえば、昨年「マトリックス」シリーズ18年ぶりの新作『マトリックス:レザレクションズ』(21)でネオ役に復帰。2014年から始まった「ジョン・ウィック」が新たな代表作として、現在4作目と5作目の製作が進行中だ。
公開当時、リーヴス自ら“次の「マトリックス」”と断言していた『コンスタンティン』が、リーヴスの新たな代表シリーズとなるのか。楽しみにしながら続報を待ちたい。
文/久保田 和馬