“モルミッション”から“モルカーパーティー”まで、モフッモフな写真大量!「PUI PUI モルカー」の見どころを全話解説
第7話「どっきり?スッキリ!」
新たなモルカーが登場する第7話。冒険から帰って来たトレジャーモルカーは、泥だらけで身体中が真っ黒。どうにかして彼をきれいにしたいモルカーたちは、黄金のニンジンを追い求めるトレジャーモルカーにうってつけの方法を思いつく。
ハットを被った冒険好きのモルカーに加え、洗車機を様々な罠が仕掛けられた遺跡に見立てるなど、これまた『インディ・ジョーンズ』を彷彿とさせるエピソードとなっている。
第8話「モルミッション」
放送時に大きな話題を呼んだ第8話の「モルミッション」は、悪の組織に捕らわれてしまったトレジャーモルカーを救うべく、テディとチョコが救出ミッションに挑むというストーリー。ミサイルによるヘリコプターの大爆発も盛り込まれた大アクション回で、全12話で最も大変だったと見里監督も語っている。
ヘリからモルカーが飛び出すという『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)のような描写や『AKIRA』の金田がバイクを急停車させるシーン、さらにサメ映画を思わせる機械仕掛けのサメ兵器の活躍など、盛り込まれた映画オマージュを探してみるのも楽しいエピソードだ。
第9話「すべってサプライズ」
前話のアクションから打って変わってミュージカル回の第9話。男性がサプライズでプロポーズをしようとタイミングを見計っていたある雪の日。上手く走れないモルカーたちは道をスケートのように滑っているとしだいにダンスへと発展していき…。
スクランブル交差点を舞台に、フラッシュモブならぬ“フラッシュモル“が繰り広げられ、『ラ・ラ・ランド』(16)を思わせるような大所帯でのダンスは圧巻。また第6話でゾンビ化してしまったシロモが、いまだにゾンビ姿であることが確認できるが、いったいどうなってしまうのか?
第10話「ヒーローになりたい」
アビーが再び主役を飾った第10話。初心者マーク付きのアビーはヒーローに憧れトレーニングに励んでいた。そしてついに初心者マーク剥がされる塗装の日、かっこいい姿を期待していたアビーだったが、蓋を開けてみると、美少女キャラクターがペイントされた痛車になっており…。
バットマンのようなヒーロー像とはかけ離れた姿になってしまったアビーがショックに涙を流しながらも、あるピンチに立ち上がり奇跡を起こす…という、2分ほどながらも「ヒーローとはなにか?」という本質を捉えた名作エピソードだ。
第11話「タイムモルカー」
第11話はその名の通り、ある博士によって開発された改造モルカーが時空を超えたタイムトラベルをする『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を彷彿とさせる1話。過去を訪れたタイムモルカーが原始人に襲われそうになったところ、モルカーの先祖に助けられ…。
過去を変えることで現代にもある変化が起こっているという、タイムトラベルものならではの展開が訪れるこのエピソード。なによりもファンを歓喜させたのが、ある姿になってしまっていたモルカーが元の姿に戻ったことだった。
第12話「Let's!モルカーパーティー!」
そして最終話の「Let's!モルカーパーティー!」はラストにふさわしい打ち上げ的なお話。1日の終わり、家に帰り疲れ果てて眠りについたドライバーを横目に、ポテトはスマホのチャットアプリでほかのモルカーたちに連絡し、家でパーティを開催する。
音楽や食べ物、ゲームで夜を楽しみ尽くすモルカーたちがとにかくかわいらしく、最終話といってもしんみり感はゼロ。加えて、家主にバレないようにパーティを行うハラハラ感も盛り込まれた、ツボを押さえたエピソードとなっていた。