「ホラーが苦手な方も楽しめる作品」橋本環奈、『カラダ探し』イベントで高校にサプライズ登場!
橋本環奈が主演を務める『カラダ探し』(10月14日公開)の公開直前イベントが5日、東京都立豊島高等学校で開催され、橋本をはじめ山本舞香、横田真悠、羽住英一郎監督が高校生たちの前にサプライズで登場し、大興奮の学生たちから大きな歓声が沸き起こった。
本作は、小説投稿サイト「エブリスタ」で人気を博し、コミックスはシリーズ累計発行部数340万部を突破するZ世代のバイブル的ホラーを実写映画化した超刺激的ループ型ホラー。女子高生の明日香(橋本環奈)、明日香のクラスメイトの留美子(山本舞香)、明日香のクラスの学級委員長の理恵(横田真悠)、そして明日香の幼なじみの高広(眞栄田郷敦)、不登校の篤史(神尾楓珠)、いじめられっ子の翔太(醍醐虎汰郎)の6人は、深夜の校内に隠されたカラダを探しきるまで“赤い人”に何度も殺され、同じ日を繰り返す死のループへと巻き込まれていく。
本編を鑑賞し、いまだ興奮冷めやらない高校2年生の生徒たち。イベント冒頭で羽住監督が登場すると大きな拍手がおくられ、羽住監督も「午前中からホラー映画を観せる、なかなかすごい学校だな」と笑顔を見せる。「皆さんの年代の方たちが、友達を誘って楽しめる映画にしたいなと思っていました。映画を観た人が6人にまた会いたいなと思って欲しい、そういう6人の友情を描きたかったので、スクリーンでそれを受け取ってもらえるように、 とにかく楽しんで撮影をしました」と当時を振り返る。
そして羽住監督から、学生たちへプレゼントがあるという話題に移ると、橋本、山本、横田の3人がサプライズで教室に登場。大興奮の学生たちからは黄色い悲鳴と大きな歓声が沸き起こり、キャストの3人もあまりの熱気にビックリした表情。橋本も「こんなにキャーキャー言ってもらえると思っていなくて、うれしいです!どれくらい皆さんがいるのか分からない状況で、バレてるかもと思っていたので、こんなにちゃんと驚いてもらえるなんて思わなかったです!」と、あまりの歓声の大きさに笑いが止まらない様子。
さらに「ここの学校、めっちゃ綺麗じゃないですか?」と橋本が話すと、学生たちからは大きな拍手が。今回の上映は授業として行われていたと聞いた山本も「最高の授業じゃない?(笑)」と話し、横田も「久しぶりに現役高校生と交流したんですけど、楽しいですね!」と満面の笑顔。
そして会場にいる学生たちからの質問コーナーに入ると、「もしまた高校生に戻れるならどういう学生生活を送りたいですか?」という質問が。橋本は「私自身すごく楽しかったので、同じ高校生活でもいいかなと思うんですけど、福岡と東京を行ったり来たりだったので文化祭とかに出たことがなくて、そういう行事に出たいな」と明かすと、山本も「私も体育祭や文化祭とかに行きたいです」と吐露。いっぽう横田は「電車通学だったので、自転車で行きたかったな」と理想の学生生活を明かした。
また違う生徒からは、「ホラーはすごく苦手だったのですが、青春シーンがめちゃくちゃキュンキュンして楽しかったです」という本作への感想とともに、「(本作に登場する)赤い人が来たとしても、劇中みたいに行動できると思いますか?」と質問が飛ぶと、橋本は「怖いよね…」と言いつつ、「でも戦うしかないから、私は戦う気がします」と断言すると、学生たちからは「かっこいいー!」と歓声が。
息のあったキャスト3人だが、本作は北九州で泊まり込みで撮影をしていたといい、山本も「毎日一緒にお風呂に入って寝る前まで一緒にいたので、撮影直前まで笑っていて。カメラが回ると急に『ぎゃー!』って(笑)」と撮影を振り返り、橋本も「ボロボロの廃校でも撮影をしていたんですけど、夜トイレに行く時に真っ暗で、2人が行くごとに毎回一緒に付いていっていました」と当時の思い出を述懐。そんな怖がりな横田だが、怖いと山本が夜一緒に寝てくれていたそうで、山本も「(横田は)本当に怖がりで、寂しがり屋なんで」と明かし、合宿のようだったという撮影中のエピソードから仲の良さを覗かせていた。
さらに「最近ハラハラドキドキしたことは?」という質問には、橋本は「あんまりビックリとかしないタイプで、たぶん無敵だと思われていて…感情がないんですかね(笑)。ある程度、予想ができてしまって」と自身について明かすと、山本が思い出したように「以前、体が重たくって(見える方に)見てもらったら、環奈がついていて」と仰天発言。「いつも連絡を取り合っていたりするんですけど、常に橋本環奈が後ろにいるって、うれしかったです(笑)」と明かし、周囲をビックリさせる一幕も。
本作について、最後には横田が「本当に怖かったと思うんですけど、友達と観る楽しさもあったと思います。SNSでもつぶやいてくれたら、チェックしますので!」と呼びかけ、山本も「監督も撮影の前に、日本のホラーというよりアメリカのホラー作品のようにしたいとおっしゃっていて、怖いんですけどテンポがよくカッコいい、ホラーのなかでもなかなかない作品。私のなかでもとても大切な、宝物のような作品になりました」と語り、橋本も「確かに怖いんですけど、青春的な部分もあったり、Adoさんの楽曲もすごい疾走感があってミュージックビデオを見ているような感覚。6人がずっと一緒にいて楽しい雰囲気がスクリーンに映しだされていると思いますし、皆さん高校生なので『いいな、憧れだな』と思ってくれたらうれしいです。ホラーが苦手な方でも楽しめる作品。みなさんを誘って観ていただきたいです!」と本作をアピールした。
取材・文/富塚沙羅