作品世界と現実時間がついにリンク!2022年のいま「ソードアート・オンライン」が最高に熱い理由
2022年11月、前代未聞の大事件が発生!
ではSAOで描かれた2022年の世界で、どんな出来事が起きるのだろう(以下、SAOアニメ&ゲーム等公式アカウントの公式Tweetを交えて解説する)。
物語の発端は10月31日。この日、フルダイブ型MMORPG「ソードアート・オンライン」が発売された。同ソフトは頭部を覆うように装着する最先端VRマシン「ナーヴギア」でプレイが可能。フルダイブ技術により触覚や味覚も含む五感すべてを駆使し、現実世界と寸分変わらぬVR空間を自由に探索できる画期的なゲームとして注目を集め、オンライン販売分は発売開始数秒で瞬殺。発売当日は量販店でソフトを求めて大勢の人が列を成すほどの争奪戦となった。
一見、物語は「ゲームの世界が舞台で、楽しそうな展開なのかな?」と思わせるかもしれないが、そこは一筋縄ではいかない。それから6日後の11月6日、穏やかな日曜日に「ソードアート・オンライン」は正式にサービスを開始した。ソフト争奪戦をくぐり抜け、待ちわびた約1万人のユーザーが世界中から同時接続し、ゲームの世界=100層もの広大な世界から成る浮遊城アインクラッドの攻略に挑み始める。
ところが、しばらくしてユーザーたちはゲームの世界からログアウトできないことに気づく。そして、SAOの開発者である茅場晶彦から「プレイヤーは自発的にログアウトできないこと」「ヒットポイント(HP)が0になると現実世界でも命を落とすこと」「外部の人間がナーヴギアを停止しようとすると装着者は命を失うこと」「唯一の生還手段はゲームをクリアすること」を告げられ、ユーザーたちは突如として絶望のどん底へ落される。
こうして「ソードアート・オンライン」は、デスゲームへと様変わりした。同じころ、現実世界では、家族が事情を知らぬままナーヴギアを取り外し、マシンが電磁パルスで装着者の脳を破壊し死に至らしめる事例が相次ぎ、政府は慎重に検討するまもなくナーヴギアの使用中止を国民に要請。開発・販売元のアーガス社が事態の究明を急ぐものの、肝心の茅場が行方不明となり、SAO内の状況をつかめずにいた。
ちなみに、この11月6日の現実側の様子を報じる11月7日付の新聞が、本作の入場者特典として配布されたり、実際の11月6日にSAOアニメ化10周年記念イベント「ソードアート・オンライン -フルダイブ-」が催されるなど、製作サイドも設定を活かした企画で盛り上げている。
現実世界では“SAO事件”と称されるこの事態。ゲームの世界に閉じ込められた1万人のユーザーは、絶望感に追い詰められ自ら命を絶つ者、モンスターに敗北、またはダンジョンのトラップで命を落とす者が現われるなか、苦悩しながらも強い意志をもって脱出を目指す攻略メンバーが徐々に台頭。本シリーズでは、ゲームに不慣れながらも秘めた素質を開花させていく結城明日奈=アスナ(声:戸松遥)と、SAOのベータテスターだった桐ヶ谷和人=キリト(声:松岡禎丞)の物語が紡がれていく。