『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』鑑賞前に用語&キャラクターを復習して、”アバター”の世界にアダプトしよう!

コラム

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』鑑賞前に用語&キャラクターを復習して、”アバター”の世界にアダプトしよう!

全世界注目のジェームズ・キャメロン監督最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(12月16日公開)。地球から遠く離れた惑星パンドラを舞台にした『アバター』(09)は、テクノロジーを駆使した空前の映像体験だけでなく、パンドラの自然や動植物の生態など緻密に作り込まれた世界観でも高い評価を獲得した。

その後日譚である『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、パンドラの特殊な環境や相関を押さえておけばより深く味わえる。公開目前のいまだからこそ知っておきたい、アバターワールドのキーワードを紹介しよう。

惑星パンドラの世界を彩る用語たち

惑星パンドラは、地球に似た緑豊かな星だが、人間が暮らすには過酷な場所でもある。そんなパンドラや先住民ナヴィ、なぜ地球人がこの星に固執するのかなどその世界観を整理したい。

【写真を見る】緑あふれる惑星パンドラ(『アバター』)
【写真を見る】緑あふれる惑星パンドラ(『アバター』)[c]Everett Collection/AFLO

●パンドラ
地球から約4.4光年離れたアルファ・ケンタウリ系のガス惑星「ポリフェマス」(劇中で、空に浮かんでいる巨大な惑星)の衛星。火山活動が活発で気候は温暖、豊かな自然が広がる地球に似た星だが、大気の二酸化炭素濃度が高く、人間が直接吸うと気を失ってしまう。また、地球より重力が少ないため、よりアクティブに行動できるという利点もある。地殻中の高温超伝導物質アンオブタニウムが強力な磁場を作りだしており、巨大な岩が宙に浮かんだハレルヤ・マウンテンや、複合岩がアーチ状に固まったストーンアーチなど独特の景観が味わえるのもパンドラならでは。

大きな岩山が浮遊するハレルヤ・マウンテン(『アバター』)
大きな岩山が浮遊するハレルヤ・マウンテン(『アバター』)[c]Everett Collection/AFLO

●アンオブタニウム
超伝導の磁気性を持つパンドラ固有の天然生成物質。惑星間飛行など人類の経済活動を支える資源であり、地球では1kg2000万ドルの価値がある。パンドラでアンオブタニウムが発見されたことから、人類はパンドラに進出した。名前の由来は、夢の物質=入手できない金属(unobtanium)。

●ナヴィ
パンドラに住むヒューマノイド。身長は成人の男で約3m、肌は青く猫のような目や耳、長い尻尾を持っている。狩猟や採集に長け、新石器時代のような暮らしをしているが高い知性の持ち主。自然との調和や結びつきを大切にし、フィーラーと呼ばれる後頭部から伸びた神経繊維で、エイワや生き物たちと交信できる。ホームツリーで暮らすオマティカヤ族をはじめ、馬に似た動物ダイアホースを操り平原で暮らす部族などパンドラ各地に数百の部族があり、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』には、海辺で暮らすメトカイナ族が登場する。

この真っ青な肌や独特な造形も、公開当時話題を集めた(『アバター』)
この真っ青な肌や独特な造形も、公開当時話題を集めた(『アバター』)[c]Everett Collection/AFLO

●エイワ
パンドラに広がる植物の神経繊維ネットワークで、フィーラーを通じてアクセスできる。星の調和を保つ神のような存在でもあり、パンドラを守るため地球人と戦うよう生き物たちを導いた。ジェイクはエイワを通して魂をアバターに移し、ナヴィとして生まれ変わった。

エイワの予言をもたらすといわれる木の精たち(『アバター』)
エイワの予言をもたらすといわれる木の精たち(『アバター』)[c]Everett Collection/AFLO

●魂の木
淡い光を放つ柳の木に似た木。その枝にフィーラーをつなぐことでエイワとつながることができる。ナヴィがエイワのお告げだと信じる聖なる木の精はこの木の種子。ホームツリーを破壊され、行き場をなくしたナヴィたちは魂の木の下に集まった。

●トルーク、トルーク・マクト
巨大な翼で空を飛ぶ獰猛な捕食者トルーク。その影を見た者は命を落とすと言われ“最期の影”の異名を持つ。乗りこなした者は、トルーク・マクト(マクトは“乗る”の意味)と呼ばれ、ナヴィの救世主として語り継がれている。地球人のスパイであることを告白したジェイクは、トルーク・マクトになることでナヴィの信頼を取り戻した。

“最期の影”と呼ばれる巨大な空飛ぶ捕食者、トルーク(『アバター』)
“最期の影”と呼ばれる巨大な空飛ぶ捕食者、トルーク(『アバター』)[c]Everett Collection/AFLO

●アバター(アバター計画)
アバター計画のために創りだされたナヴィのクローン。人間の遺伝子を組み込むことで両者の間には魂の絆が形成される。アバター計画はパンドラのアンオブタニウム採掘現場で働く労働者を生みだすためのプロジェクト。ただし遺伝子組み込みなどコストがかさむため、パンドラでのフィールドワークやナヴィとの仲介役がおもな役目になった。ナヴィは地球人を“スカイ・ピープル”、アバターを“ドリーム・ウォーカー”と呼んでいる。パンドラを追われたあと、アバター計画がどうなったのかも『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の気になるところ。

「アバター計画」のその後も気になるところ(『アバター』)
「アバター計画」のその後も気になるところ(『アバター』)[c]Everett Collection/AFLO

●RDA社
資源開発機構(Resources Development Administration)。地球外惑星の開発や物品の輸出入の権利を独占する地球最大の非政府組織。軍事組織Sec-Ops(Security Operations)を有している。資源が枯渇した地球に不可欠なアンオブタニウムを手に入れるため、巨額の資金を投入しパンドラ開発に乗りだした。


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