コリン・ファレルら『イニシェリン島の精霊』キャスト陣が、ゴールデン・グローブ賞最多ノミネートに歓喜!
『スリー・ビルボード』(17)で数多くの映画賞に輝いた鬼才マーティン・マクドナー監督が、サーチライト・ピクチャーズと再びタッグを組んだ最新作『イニシェリン島の精霊』(2023年1月27日公開)。先日ノミネーションが発表された第80回ゴールデン・グローブ賞で最多ノミネートを果たしたことを受け、キャスト陣から喜びのコメントが到着した。
舞台は本土が内戦に揺れる1923年のアイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りの小さな島で、気のいい男パードリック(コリン・ファレル)は長年友情を育んできたはずの友人コルム(ブレンダン・グリーソン)から突然の絶縁を告げられる。動揺を隠せないパードリックは、妹のシボーン(ケリー・コンドン)や風変わりな隣人のドミニク(バリー・コーガン)の力を借りて事態を好転させようとするが、コルムは頑なに彼を拒絶。そして両者の対立は、想像を絶する事態へと突き進んでいくことに。
第80回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)と監督賞に加え、主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)にファレルが、助演男優賞にグリーソンとコーガンが、助演女優賞にコンドンがノミネートされたほか、脚本賞と作曲賞にもノミネートされ合計7部門8ノミネートを獲得した本作。
『ロブスター』(15)以来3度目のノミネートとなったファレルは「バンシーズ(精霊)に命を吹き込むことができたのは、チームワークの賜物。こうして仲間一丸となって祝うことができ、この上ない喜びです!」とコメント。映画部門では11年ぶり3度目のノミネートとなったグリーソンも「まさにセンセーショナル!感謝とともにとても興奮しています。ハッピー・デイズ!」と大興奮の様子で、初ノミネートのコンドンは「夢のような瞬間。まさに夢が叶った瞬間です」と喜びを噛み締めていた。
またあわせて、ファレル演じるパードリックとグリーソン演じるコルムの横顔がデザインされたメインビジュアルも解禁。なお、本ビジュアルはマクドナー監督が確認した日本オリジナルデザインとのこと。見つめ合っているようにも、すれ違っているようにも受け取れる2人の友情のゆくえは…。第80回ゴールデン・グローブ賞の発表は現地時間2023年1月10日(火)。そして第95回アカデミー賞のノミネーションは現地時間2023年1月24日(火)に発表。本作から届けられる吉報に期待しながら、日本公開を待とう!
文/久保田 和馬