「予想をはるかに裏切られた」「この展開は思いつかない」中島裕翔主演『#マンホール』に結婚間近のカップルが大興奮!

コラム

「予想をはるかに裏切られた」「この展開は思いつかない」中島裕翔主演『#マンホール』に結婚間近のカップルが大興奮!

Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演を務め、『私の男』(13)の熊切和嘉が監督、「ライアーゲーム」シリーズの岡田道尚が原案&脚本を手掛けた『#マンホール』(2月10日公開)。結婚式前夜、酒に酔ってマンホールの底へ落下してしまった男の脱出劇を描いていく、いわゆるワンシチュエーションのスリラーだ。

本作の公開に先駆けて、年内に結婚を控えている方を招待した「バチェラー&バチェロレッテ試写会」を実施。一瞬にして幸せの絶頂から恐怖のどん底へと、文字通り“落ちて”しまった主人公の姿を参加者たちはどう観たのか?本稿では、試写会場で配布されたアンケート用紙に寄せられた感想コメントから印象的なものをピックアップし、本作の見どころと合わせて紹介していく。

観たら人間不信になる?予測不可能な物語に9割近い“衝撃”指数が!

まずはあらすじから。主人公の川村俊介(中島)は勤務先の不動産会社でNo.1の営業成績を誇り、社長令嬢と婚約した絵に描いたようなエリート。結婚式前夜、サプライズパーティに呼ばれた川村は足元がおぼつかないほど酩酊し、その帰宅途中に不幸にもマンホールの穴に落下してしまう。しばらくして意識を取り戻すも、足には大ケガを負い、スマホのGPSも誤作動を起こして現在地がわからない。警察に電話しても取り合ってもらえず、なんとか元カノ(奈緒)に助けを求めることに成功する。脱出方法を探るなか、いまいる場所がパーティ会場だった渋谷付近だと考えていた川村だったが、実はそうでない可能性が浮上。「何者かによってワナにはめられた?」という疑念が生じ、さらなる困難にも見舞われていく…。

川村がマンホールに落ちる前、最後に会ったのは同僚の加瀬(永山絢斗)であったが…
川村がマンホールに落ちる前、最後に会ったのは同僚の加瀬(永山絢斗)であったが…[c]2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.

マンホールに落ちる冒頭からクライマックスまで、終始予測不能な物語が展開する本作。タイトルが『#マンホール』なのになぞらえて、参加者にハッシュタグを使って内容を表現をしてもらうと、「#びっくりにもほどがある」(20代・女性)、「#中島裕翔史上最大衝撃」(20代・女性)、「#1人で観ないほうがいい」(20代・男性)、「#大絶叫」(20代・女性)、「#誰もが畏怖するラスト30分」(20代・男性)、「#信じるってなに?」(20代・女性)、「#人間って…」(20代・女性)といった驚きを隠せない、どこか意味深な声が上がっている。ちなみにアンケートには「“衝撃”指数を0から100%の間で数値化してください」という項目があり、その指数の平均は約87%との結果になり、9割近い人たちが強烈なインパクトを受けていたようだ。

リアルなSNS描写を駆使した“ワンシチュエーション”の見せ方に注目!

冒頭で説明した通り、本作はマンホールに落下した男が脱出する手段を模索するワンシチュエーションで物語が展開していく。「CUBE」や「ソウ」シリーズといった作品によって切り拓かれてきたジャンルだが、重要なのは“ワンシチュエーションをどこまでおもしろく見せられるか”ということ。その点については以下のようなコメントが寄せられている。

ワンシチュエーションの代表的作品『ソウ』(04)
ワンシチュエーションの代表的作品『ソウ』(04)[c]EVERETT/AFLO

「1秒も目が離せないくらいドキドキしました。自分だったらどうするだろう…?と最初は考えながら観ていましたが、そんな余裕もなくなるくらい衝撃な展開でした」(30代・女性)
「人間の感情が毎シーンごと、時間が経過していくにつれて移り変わっていき、観る側の感情も同様で目を離せない」(30代・男性)
「展開が早く、99分間があっという間に過ぎていくので、邦画があまり好きじゃない人も見やすいと思う」(40代・女性)
「ずーっと裕翔くん1人が映っていて、ファンとしては本当に最高です!」(20代・女性)


「1秒も目が離せない」というコメントにもあるように、川村は足に重傷を負って思うように動けず、外との連絡手段はスマホのみでしかも夜中。翌日に結婚式があるため、最初はなんとか式に間に合うように奮闘するが、しだいに命の危機にも瀕していく。劇中には、意を決した彼がハシゴを登ろうとする様子も描かれ、思わずハラハラさせられてしまう。「足をケガしていて、片足と腕力ではしごを登る姿がすごいし、リアルでした」(20代・女性)、「手に汗を握る展開で、川村を応援しました」(20代・男性)などの言葉も確認でき、リアリティと緊迫感が凄まじかったようだ。

川村の元カノで、電話越しに彼のサポートをする工藤舞(奈緒)
川村の元カノで、電話越しに彼のサポートをする工藤舞(奈緒) [c]2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.


自分一人ではどうすることもできず、警察は役に立たない。元カノは脱出に協力してくれるが、正直なところそれもあまり期待できない。そんな差し迫った状況で川村は、“マンホール女”というアカウント名で女性を装い、SNSを駆使して助けを呼ぶことを思いつく。川村の算段は的中し、“マンホール女”を助けようとする人、応援する人が次々と登場。しかしその一方で、疑いを持ったり、冷やかす者もおり、さらに「“マンホール女”をワナにはめた奴に粛清を!」と言わんばかりに暴走する者も現れてしまう。

「いまのSNSを忠実に再現していておもしろかった」(20代・男性)
「川村は助けを求めているのに、ブスだの美人がいいだの関係ない話になっていったところがリアルだなと思いました」(20代・女性)
「なかには頼りになる人もいて心強い」(20代・男性)
「“正義”と銘打ってやってはいけないことまでしていて怖かったです」(10代・女性)
「情報の真偽を確かめずに翻弄されていて、俯瞰で見ることの重要性を感じました」(20代・女性)


SNSの描写については、上記のような意見が集まっている。真偽が不確かな情報が駆け巡るリアルさ、正義が暴走することの恐ろしさを実感しているようだった。

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