フランソワ・オゾン監督『苦い涙』6月2日(金)より公開決定!場面写真も解禁
フランソワ・オゾン監督が名優イザベル・アジャーニとともに贈る『苦い涙』(6月2日公開)。このたび本作より場面写真が解禁となった。
世界三大映画祭の常連で、『Summer of 85』(21)、『すべてうまくいきますように』(公開中)などのヒット作を生みだしたオゾン監督の最新作「Peter Von Kant」を『苦い涙』の邦題で公開する。本作ではアカデミー賞2度のノミネート、セザール賞最多5回の受賞を誇る、名優アジャーニがオゾン作品に初登場をはたしており、2022年第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、オープニングを飾った。ドイツの映画監督ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』(72)を現代にアレンジしており、若く美しい青年に恋をして、翻弄される映画監督ピーターの姿をユーモアたっぷりに、シニカルに描いている。
『ジュリアン』(19)、『悪なき殺人』(21)など、フランス映画界で引っ張りだこのドゥニ・メノーシェが主人公のピーターを演じ、2023年セザール賞主演男優賞にノミネート。また、アジャーニは、ピーターの親友で大女優シドニーを演じるほか、ファスビンダーのオリジナル作品にも出演し、『すべてうまくいきますように』(23)に続きオゾン作品の出演となる名優ハンナ・シグラがピーターの母親役を演じている。また、美青年アミール役でハリル・ガルビア、助手カール役でステファン・クレポンらが顔をそろえている。
数々の映画賞で注目を集めているオゾン監督最新作ではどのようなドラマが展開するのだろうか?6月2日(金)の公開を楽しみに待ちたい!
文/鈴木レイヤ
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