シリーズ最新作も公開中、アントマンのスーツの変遷をハイクオリティなフィギュアでチェック!
話題の映画や映像作品から思わず欲しくなるフィギュアをご紹介。今回は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第31作で現在公開中の『アントマン&ワスプ:クアントマニア』から、「可動によるキャラクター表現の追求」をテーマに、造形、可動、彩色とあらゆる技術を凝縮したBANDAI SPIRITSの「S.H.Figuarts(エス・エイチ・フィギュアーツ)」シリーズのアイテムをチェックしていく。
まずは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)に登場し、キャプテン・アメリカ側の秘密兵器として大活躍を見せたアントマンを立体化した「S.H.Figuarts アントマン(シビル・ウォー)」から。
赤と黒を基調としたスーツは、体へのフィット感を感じさせる仕上がりとなっており、マットな質感や細かなパーツのあしらいまでしっかりと表現されている。マスクやベルトなど、『アントマン』(15)からよりブラッシュアップされたデザインが盛り込まれたスーツにも納得のアイテムだ。
全身の自由な可動によってダイナミックなポージングが楽しめるうえ、ほぼ原寸大となる約1.5cmのフィギュアが付いてくるという遊び心もまたアントマンらしい。
続いては『アントマン&ワスプ』(18)バージョンを立体化した「S.H.Figuartsアントマン(アントマン&ワスプ)」をご紹介。アリとの交信機能を備えたヘルメットは、アリを思わせる形状、口や側頭部などのメカニカルなディテールまで表現。印象的な目のレンズはクリアパーツを使用し、映画のスーツに近い雰囲気を醸し出している。
『アントマン&ワスプ』版では、肩部や胸部がプロテクター化され、膝パッドやレガースも配置。スタイリッシュな形状へと進化している。レザーのような風合いを持つコスチュームなど、質感の違いも造型とツヤの異なる塗装によって再現されている。
工業製品らしいフォルムとなったベルトや腕部スイッチの金属感のコントラスト、コスチュームの赤い部位に施されている模様まで、緻密な仕事ぶりを堪能することができる。
『エンドゲーム』バージョンに最新作のスーツも
お次は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)のアントマンを立体化した「S.H.Figuarts アントマン(アベンジャーズ/エンドゲーム)」。スーツのデザインは『アントマン&ワスプ』時とほぼ同じだが、ヘルメットのゴーグルからのぞく目の造形などが追加されている。
さらにスコット・ラングの素顔パーツが付属しており、デジタル彩色が施されたヒゲや瞳は、演じたポール・ラッドそっくり。首元には収納した状態のヘルメットも付いている。全身に可動ポイントが設けられているため、様々なポージングができるのもうれしい。
そして最後は、最新作から「S.H.Figuarts アントマン(アントマン&ワスプ:クアントマニア)」をチェック。デザインが一新された赤と黒のスーツは、細かなあしらいはもちろんのこと、パーツごとの質感の違いまで巧みに表現。マスクの奥にある目がうっすらと透けて見えるのもポイントだ。
各所に設けられた可動ポイントによって自由なポージングが実現でき、さらに、ピム粒子が入ったカプセルを持った手首や劇中に登場するアイテムも付属しているため、映画の様々なシーンを再現できる。まだ発売時期などの詳細は未定のため、続報を楽しみに待ちたい。
MCUフェーズ5の幕開けを担う重要な1作となっている『アントマン&ワスプ:クアントマニア』。映画と共に、これらのアイテムをチェックしてみてほしい。
文/サンクレイオ翼