堤大介×岡田麿里「ONI」がアニー賞を席巻!『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』などNetflixが12部門で受賞

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堤大介×岡田麿里「ONI」がアニー賞を席巻!『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』などNetflixが12部門で受賞

現地時間2月25日に授賞式が行われた第50回アニー賞で、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(配信中)が長編アニメーション作品賞をはじめ最多5部門を受賞。堤大介監督の「ONI ~ 神々山のおなり」(配信中)がテレビ/メディア部門(リミテッドシリーズ)で作品賞など2部門に輝くなど、Netflix作品が計12冠を獲得する大旋風を巻き起こした。

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【写真を見る】GG賞、PGA賞につづいてアニー賞も!『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』がオスカーへまっしぐらNetflix映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』独占配信中

長編アニメーション部門の作品賞、監督賞、音楽賞、キャラクターアニメーション賞、プロダクションデザイン賞の5冠に輝いた『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』は、児童文学の金字塔的作品をギレルモ・デル・トロ監督らしいダークで幻想的なタッチで映画化したストップモーション長編アニメーション。

ゴールデン・グローブ賞の長編アニメーション賞や、全米製作者組合賞のアニメ部門などをすでに数多くの賞に輝いている本作は、現地時間3月13日(日)に授賞式が行われる第95回アカデミー賞の長編アニメーション賞最有力とも目されている。本作から届けられるさらなる吉報を楽しみに待ちたい。

『ダム・キーパー』(14)の堤監督と「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の脚本家、岡田麿里がタッグを組んだCGアニメーション「ONI ~ 神々山のおなり」は、日本神話に登場する変わり者の神様や妖怪たちが暮らす世界を舞台にした感動作。伝説として語り継がれる“偉大な英雄”に憧れるおてんば娘のおなりが、山の神々が恐る“ONI”の脅威が迫るなかで平和な山を守ろうとする姿が描かれる。

テレビ/メディア部門(リミテッドシリーズ)で作品賞とプロダクション賞を受賞したことを受け、堤監督は「この受賞は本作に関わったすべてのスタッフの功績。そしてなにより、世界中のたくさんの方々に日本の美しさを感じてもらいたくて制作した本作が、こうやって多くの人に認められたことを誇りに思います」と喜びのコメントを寄せた。


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また、デヴィッド・フィンチャーとティム・ミラーが製作総指揮を務めた短編アニメシリーズ「ラブ、デス&ロボット」(配信中)はテレビ/メディア部門のアニメーション効果賞や脚本賞など4部門を受賞。大人気アクションゲームを基にした「ザ・カップヘッド・ショウ!」(配信中)も同部門の音楽賞を受賞。バラエティ豊かなアニメーション作品を次々と世に送りだすNetflixから、今後も目が離せなくなりそうだ!

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