藤井道人&横浜流星、“盟友”が語り合う『ヴィレッジ』へ至る道のり

インタビュー

藤井道人&横浜流星、“盟友”が語り合う『ヴィレッジ』へ至る道のり

映画界には、名コンビと呼ばれる監督×俳優が存在する。マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロやレオナルド・ディカプリオ、クリストファー・ノーランとキリアン・マーフィやマイケル・ケイン、ペドロ・アルモドバルとペネロペ・クルス等――。藤井道人監督と横浜流星も、作品を積み重ねることで互いを高めあってきた。

藤井道人監督がオリジナル脚本で撮り上げた意欲作『ヴィレッジ』
藤井道人監督がオリジナル脚本で撮り上げた意欲作『ヴィレッジ』[c]2023「ヴィレッジ」製作委員会

日本映画界を牽引する“盟友”が次に放つのは、日本の辺境にある村を舞台にした『ヴィレッジ』(公開中)。親の借金返済のため、昼はゴミ処理施設で働き、夜は不法投棄の手伝いをさせられている優(横浜流星)。幼なじみの美咲(黒木華)が帰郷したことでどん底だった彼の人生は浮上していくのだが…。

新聞記者』(19)、『ヤクザと家族 The Family』(21)のスターサンズらしい社会派な力作をどのように作り上げたのか。藤井監督と横浜が、お互いの出会いや絆を交えて振り返る。


「より力をつけて藤井組に帰ってきたいと、普段から意識しています」(横浜)

【写真を見る】主演作『ヴィレッジ』で新境地を魅せる、横浜流星を撮り下ろし!
【写真を見る】主演作『ヴィレッジ』で新境地を魅せる、横浜流星を撮り下ろし!撮影/興梠真穂

――お2人の出会いはオムニバス映画『全員、片想い』(16)の打ち上げだったそうですね。

藤井「そうでしたね。どっちも隅の方で静かにしていて。ただ当時の流星はまだ未成年だったからマネージャーさんと一緒に帰っちゃって、じっくりは話せませんでした。一緒に舞台挨拶のイベントに出たときに舞台裏で話したりして、徐々に打ち解けていきました」

横浜「その次は『青の帰り道』のオーディションでした」

藤井「当日に別の仕事が空いて、急遽来てくれたんです」

――その『青の帰り道』以降、CMやamazarashiの「未来になれなかったあの夜に」MV、『DIVOC-12』(21)の「名もなき一篇・アンナ」、Netflixオリジナルシリーズ「新聞記者」(22)、そして『ヴィレッジ』と多くの作品でタッグを組んできました。改めてその歩みをどうご覧になっていますか?

今年上半期だけでも、2作品が劇場公開される藤井道人監督
今年上半期だけでも、2作品が劇場公開される藤井道人監督撮影/興梠真穂

藤井「節目節目にやれていることで、年相応の流星を撮れている喜びはあります。流星は30歳、僕は40歳に向けてどういう作品をやっていこうかという話までできているのは楽しいですね」

横浜「そうですね。会う度に『次はこういう作品で、こういう役でやりたいね』という話をして、毎回実現できているのでうれしいです。僕自身、『藤井組に帰ってきた時は、より力をつけて現場に臨めるように』と普段から意識して仕事に取り組んでいます」

『ヴィレッジ』パンフレット、上映劇場にて発売中!
本記事は『ヴィレッジ』パンフレットに掲載される藤井道人監督×横浜流星さんのインタビューのダイジェスト版です。完全版はパンフレットでお楽しみください!
◆サイズ:A4 縦型 32ページ
◆価格:880円(税込)

関連作品

  • ヴィレッジ

    4.0
    1657
    横浜流星主演、藤井道人監督のオリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンス
    U-NEXT Netflix
  • DIVOC-12

    3.6
    422
    藤井道人、上田慎一郎、三島有紀子ら12人の映像監督が手掛ける12本の短編映画
    Prime Video
  • ヤクザと家族 The Family

    4.3
    1750
    藤井道人監督がメガホンを取り綾野剛×舘ひろし共演で現代ヤクザと家族の実像を描く
    Prime Video Netflix
  • 新聞記者

    4.0
    1004
    女性記者が権力中枢の闇に立ち向かうシム・ウンギョン×松坂桃李W主演のサスペンス
    Prime Video
  • 青の帰り道

    4.3
    34
    群馬県前橋市と東京を舞台に7人の若者たちの人生が交錯する真野恵里菜主演の青春映画
    Prime Video
  • 全員、片想い

    4.5
    3
    “片想い”をテーマにした8つの物語からなるオムニバス
    U-NEXT Hulu