セーラーコスモス役に北川景子!「セーラームーンは人生の一部」と熱い気持ちを語る
6月14日、劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」《後編》の完成披露舞台挨拶が、丸の内TOEIにて開催され、三石琴乃(エターナルセーラームーン/月野うさぎ)、林原めぐみ(セーラーギャラクシア)、水樹奈々(セーラー火球/火球皇女)、井上麻里奈(セーラースターファイター/星野光)が登壇。“サプライズ初お披露目”として、セーラーコスモス役にキャスティングされた北川景子も登壇した。
本作は、武内直子原作の漫画「美少女戦士セーラームーン」のシリーズ最終章“シャドウ・ギャラクティカ編”をアニメ化した劇場版二部作の後編。セーラー戦士たちは、突如現れたセーラーギャラクシアに力の源であるセーラー・クリスタルを奪われ、次々と消されていく。監督は「世界一初恋 〜プロポーズ編〜」の高橋知也が務める。
同イベントでは、物語の鍵を握るキャラクター、セーラームーンの未来の究極の姿であるセーラーコスモス役として、今年で俳優生活20周年を迎えた国民的人気女優・北川景子が登壇。緊張の面持ちで現れた北川は「オファーをいただいたときに私でいいんだろうかという感覚がありました。不安もあったのですが、今日、皆さまが拍手で迎え入れてくださってホッとしました。嬉しかったです」と笑顔を見せた。
北川といえば、2003年から2004年にかけて放送されていた実写ドラマ「美少女戦士セーラームーン」でセーラーマーズ/火野レイ役を演じていた。「私の中では、実写版だと沢井美優さんが絶対的なセーラームーンで、私はお仕えする側の戦士だったので、自分でいいのかな、という感覚があって。なので、(実写の)他の戦士会のみんなにも『どう思う?』って相談しました」と、オファーを受けた際の裏話も披露。
この相談に対し、メンバーからは「絶対やってほしい」「私たちにとっての大切な作品に関わってくれるのはうれしい」との言葉が返ってきたそうで、「私たちも出会って20年という節目の年。みんなに背中を押されて、すごくやりたいなと思いました」と、自身にとっても思い入れの強い作品に、声優として参加する心境を振り返った。
さらに、「美少女戦士セーラームーン」については、「子どもの頃、(講談社の少女漫画雑誌)『なかよし』で読んでいて、最初に好きになった漫画」と北川。「芸能界にデビューするとなったときも、初めてオーディションを受けたのが実写版のセーラームーン。その仲間たちとは、芸能界でも共に戦い続けてきて…それでまた、この作品でセーラームーンに関わることができて。人生のいろんな大事な節目で、共に過ごしてきた作品なので、人生の一部という感じがします」と、作品に対する気持ちを熱弁していた。
取材・文/平井あゆみ
※高橋知也の高は、はしごだかが正式表記