なにわ男子・西畑大吾が明かす、役者としてのアプローチ「自分自身を意識せず、作品のなかで生きたい」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
なにわ男子・西畑大吾が明かす、役者としてのアプローチ「自分自身を意識せず、作品のなかで生きたい」

インタビュー

なにわ男子・西畑大吾が明かす、役者としてのアプローチ「自分自身を意識せず、作品のなかで生きたい」

2013年のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でテレビドラマ初出演を果たし、ドラマ「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」や『KAPPEI カッペイ』(22)などでも注目を集めた人気グループ“なにわ男子”の西畑大吾。ビビりで怖いものは大の苦手だというが、そんな彼が主演を務めるのは、なんと“Jホラーの巨匠”清水崇監督が放つ新感覚ホラー映画『忌怪島/きかいじま』(公開中)。本作で若き天才脳科学者、片岡友彦に命を吹き込んだ西畑が、初めて尽くしの撮影の裏側を語った。

「清水監督と友彦くんを作り上げていくことが、すごくいい経験になりました」

研究チームのメンバーが次々とイマジョに襲われるなか、その脅威が友彦にも迫る…
研究チームのメンバーが次々とイマジョに襲われるなか、その脅威が友彦にも迫る…[c]2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会

「呪怨」シリーズや『犬鳴村』(20)、『樹海村』(21)、『牛首村』(22)の“恐怖の村”シリーズで知られる清水崇監督が、閉ざされた絶海の孤島を舞台に、古より島に眠る怨念と最新技術のメタバース(ネット上で作られた仮想空間)を融合させた未曾有の恐怖を放つ本作。島で活動するVR研究チーム「シンセカイ」に参加した非科学なことを信じない 天才脳科学者の友彦が、島で孤独死した父親の遺骨を引き取りにくる園田環(山本美月)と一緒に恐怖の真相に迫る姿が描かれるが、西畑は自分が演じた友彦を振り返って「最高やったんと違います?」と悪戯な笑みを浮かべる。

「脳科学者の役だったので、科学用語や難しい横文字を覚えるのは大変でした。脳の仕組みを説明するシーンも難しかったですけれど、清水監督とお話をしながら友彦くんを作り上げていくことができて、すごくいい経験になりましたね」という言葉からもその充実ぶりは伺えたが、「『友彦は“人がいない世界をメタバースで作り上げたい”って言うぐらい、人に対して苦手意識があるし、会話も淡々としている。でも、彼はロボットじゃなくて人間。その人間らしさが物語が進むに連れて出てくるといいね』という監督とのお話は特に印象に残っていて。そもそも友彦が“善”だと思ってやったことが裏目に出て最悪な状況になるので、そこで生まれる責任感を通して、彼が人のためになにかをするといった変化が見せられればいいなと思っていました」と振り返る。

「ただ、友彦みたいな天才じゃないですから、僕は(笑)」とさらに続け、「“天才”って他者が決めることだと思うので、そこに説得力を持たせるためにはどうすればいいのかなっていうことはすごく考えました。そこも最終的には監督と話し合い、考えごとをする時や照れる時は眉間を指でこする“天才”ならではの癖を作ったんです」とうれしそうに語る。

「奄美大島での生活は助け合いでした。また仲間と遊びに行きたい!」

イマジョの恐怖から逃れる方法はあるのか…?
イマジョの恐怖から逃れる方法はあるのか…?[c]2023「忌怪島/きかいじま」製作委員会


それでは、人生初のホラーシーンの撮影は西畑にとってどんな体験になったのだろうか? そうストレートに問うと、「僕、ホラー映画は初めてだったので、現場がどんな風に進んでいくのか知らなかったんですけど、今回の清水組にはホラー担当の方(=監督助手でホラー映画監督でもある川松尚良)が、いはって」と新鮮な驚きを口にする。「その人が怨霊の“イマジョ”の動きをやって見せてくれたり、CGで表現する“イマジョ”の髪の動きもリハーサルで説明してくれたりしたから、『あ、アクションと一緒なんやと』思って。段取りがしっかりあってから進んでいくのが分かっておもしろかったですね」。

劇中には研究室にいる友彦の前に“イマジョ”が突如現れ、彼が絶叫するシーンも登場するが、「実はもともとの台本には友彦が怖がったり、叫んだりするシーンがなかったんです」と告白する。「でも、清水監督と『映画の後半戦では友彦の人間性をもっと出したいね』という話になって、そこから“イマジョ”と対峙して怖がるシーンが増えたんですけど、増やしていただいたからにはしっかりやらないとなと思って、全力で叫びました(笑)。“イマジョ”に海に引きずり込まれるシーンの撮影は思った以上に大変でしたね。あの一連は奄美大島の海で撮った画と東京のスタジオで撮影した画を編集して作り上げているんですけど、海水ってやっぱり怖いなと思いました。浅瀬だったのに、海水が鼻に入った時はパニックになって死にかけましたから。その時の恐怖が映像に表れていたらいいですね」。

とはいえ、弾むようなその言葉からは「ホラー映画の現場はもうこりごり」といったネガティブなものは感じられない。そこで「苦手なホラー映画を克服できました?」と敢えて聞くと、西畑は「全然できてないです。苦手意識は深まる一方です」と正直に本音を漏らす。「ただ、今回の現場はすごく楽しかったんですよね。スタッフ、キャストのみなさんも、奄美大島のみなさんもすごく気さくで、優しい方ばっかりだったので、そこは唯一の救いでした。それこそ、僕は奄美と東京を行ったり来たりしていましたけど、1か月近く滞在していたキャストもいたし、奄美の生活はほんまに助け合いで。情報交換をしたり、撮影がなかったほかのメンバーが泥染めのTシャツを僕のために作ってくれたりして。本当に仲よくなったから『シンセカイ』のメンバー(生駒里奈平岡祐太水石亜飛夢川添野愛)とまた奄美に遊びに行きたいですね(笑)」。


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