堀未央奈&ゆりやんレトリィバァが初対談「もっと“ホラー好き”と発信していきたい!」
「ホラー映画を観ると、自分のいる世界のありがたみを感じる」(堀)
――お2人とも昔からのホラー映画好きと伺っています。世の中にはホラー好きを公言するのを躊躇われる人もいらっしゃると思いますが、お2人はホラー好きとしてどのように感じていますか?
堀「ホラーが好きだって話をすると、変わった子だとかホラー要素のある子なんじゃないかとおちょくられたりすることがよくあるのですが、それはホラー好きとしてはむしろありがたいことと思っています(笑)。私はホラー映画には普通の生活では得られない未知なるものが詰まっていると思っていて、自分が悩んでいることとかけ離れたことが映画のなかで起こっていると、人との向き合い方を考えたり、自分のいる世界のありがたみを感じるきっかけになる。だからもっとホラー好きと発信していきたいと思っています」
ゆりやん「すごい考えてますね。私はホラー映画好きに男性とか女性とか関係ないと思っていて、元々同い年のいとこのさっちゃんの影響で映画を好きになったんです。さっちゃんがホラー好きで、私はいつも姉と肩を寄せ合って怖い映画やドラマを観ていました。ハッピーな映画は観ている時ハッピーですが、ホラー映画は夜に思い出したりする。心に残る時間が長いことが魅力に感じています。そのスリルを味わうために観てしまうといいますか…」
堀「いいですよね、まさにエンタテインメント!ゆりやんさんのネタも笑いと狂気の紙一重みたいな感じで、家族で大好きなんです。ホラー映画好きと知って、いろいろな部分で繋がっていたんだなと思いました」
ゆりやん「ネタを作る時もホラーオチみたいなものがめっちゃ好きで、怖いネタを作ろうとするよりも自分のなかに秘めた嫉妬や怒りを入れていけば自然と怖くなる。授賞式の際も『怖い映画を作ろうと思っていなかった』と言っていた監督さんがいらっしゃいましたが、それと同じですよね。“ゆり山マネージャー”のネタとかほとんど狂気みたいなものですし、もう本当に狂気が大好き(笑)」
堀「私も狂気大好き(笑)」
――堀さんは女優として活動されていくなかで、ホラー映画から得たものを活かす機会はありますか?
堀「まだホラー映画に出たことがないんです。悪女役なら演じたことはあるのですが、本当はもっと狂った役をやりたくて…。でもオファーが来ないんです」
ゆりやん「もう自分で書いちゃえばいいんじゃないですかね?」
堀「それだ!自分で書いて、次は自分で応募しようかな(笑)。ちょうど私の家族も『日本ホラー映画大賞』応募しようかなって言ってましたし」
ゆりやん「私も参加したいです!」
堀「じゃあ共同制作でやりましょうか?」
ゆりやん「名前を変えて出して、選考会で大賞にゴリ押しして、舞台に呼ばれたら実は私たちでした…」
堀「その一連がすでにホラーですね(笑)」