アナキンやマンドーとの関係も…「スター・ウォーズ」の超重要キャラ、“元ジェダイ”のアソーカを人物相関図で探ってみた!

コラム

アナキンやマンドーとの関係も…「スター・ウォーズ」の超重要キャラ、“元ジェダイ”のアソーカを人物相関図で探ってみた!

8月23日(水)よりディズニープラスにて配信スタートする、「スター・ウォーズ」の最新ドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アソーカ」。「マンダロリアン」と同じく銀河帝国崩壊後の新共和国時代を描く本作の主人公は、アソーカ・タノ(ロザリオ・ドーソン)。「マンダロリアン」シーズン2で実写ドラマに初登場した元ジェダイの女性戦士だが、映画では描かれてこなかったアニメーション作品に代表されるシリーズの「正史」において、長い間活躍し、主要キャラクターたちとも深い関わりを持つ人物だ。

ジェダイの栄光と没落に翻弄され、激動の時代を生き抜いてきた(「スター・ウォーズ:アソーカ」)
ジェダイの栄光と没落に翻弄され、激動の時代を生き抜いてきた(「スター・ウォーズ:アソーカ」)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

ファンにとっては、まさに満を持しての主人公作品。そこで本稿では、アソーカの人物関係にスポットを当て、彼女が「スター・ウォーズ」の歴史にどのように関わってきたのかを解説していこう。

【写真を見る】アソーカと関係の深いキャラクターたちを相関図で総まとめ!
【写真を見る】アソーカと関係の深いキャラクターたちを相関図で総まとめ![c]2023 Lucasfilm Ltd.

ジェダイに見いだされ、失望した悲劇の騎士、アソーカ・タノ

アソーカは、トグルータという種族の出身。生まれて間もないころからフォースの才能を発揮し、3歳の時に彼女の故郷である惑星シリを訪れたジェダイ・マスターのプロ・クーンによってその高い素質を見いだされ、ジェダイ聖堂にてジェダイ・オーダーになるための訓練を受けた。そして14歳の時、アナキン・スカイウォーカーのパダワン(弟子)となることを命じられる。

「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」ではアナキンのパダワンに
「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」ではアナキンのパダワンに[c]2023 Lucasfilm Ltd.

その後、アナキンと共に3年におよぶクローン戦争にて多くの戦果を上げ、ジェダイ・ナイトとして成長。アソーカは、1本のライトセーバーを逆手に構える「シエン」というフォームで戦っていたが、“二刀流”で大小2本のライトセーバーを逆手に構える独自のフォームへと変化させている。

アナキンと共にクローン戦争で多くの戦果を上げ、ジェダイ・ナイトとして成長していくアソーカ(「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」)
アナキンと共にクローン戦争で多くの戦果を上げ、ジェダイ・ナイトとして成長していくアソーカ(「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

クローン戦争の後期に、陰謀に巻き込まれジェダイ聖堂爆破事件の容疑者にされてしまう。真犯人が逮捕され、嫌疑は解けたものの、自分を信じてくれたジェダイがアナキンを含めてわずかであったことから、ジェダイ評議会への信頼が揺らぎ、ジェダイ・オーダーから離れて行動するようになる。ジェダイからの脱退後、独自行動を取るなかでアソーカは、かつて共に戦ったクローン・トルーパーの501大隊と再会。しかし、その最中にジェダイを粛清する「オーダー66」が発動され、彼女も追われる身となってしまう。死を偽装することで生き延びたアソーカは、その後、帝国軍に対する初期の反乱運動に参加するようになっていった。

クローン戦争末期、ある陰謀に巻き込まれ、ジェダイを去ることに…(「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」)
クローン戦争末期、ある陰謀に巻き込まれ、ジェダイを去ることに…(「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

当初は、若さあふれる跳ねっかえりで気が強い少女として登場したが、多くの経験を経てアナキンの副官として活躍することで思慮深さや冷静さなども身に付けていく。そして、帝国軍への反乱運動を経て、ジェダイが残り少なくなるなか、新たな銀河の危機を回避すべく行動を開始する。


『もののけ姫』『用心棒』など日本とも縁の深いキャラクター

アソーカの生みの親であり、「アソーカ」の総監督を務めるデイヴ・フィローニは、彼女のデザインについて、顔に描かれた模様など宮崎駿監督作『もののけ姫』(97)のヒロインであるサンの影響を受けていると語っている。また、フィローニが監督を務めた「マンダロリアン」シーズン2でのアソーカの登場回は、ジョージ・ルーカスが敬愛している黒澤明監督の代表作『用心棒』(61)から、シチュエーションやカット再現などのオマージュが散りばめられているとも明かしており、アソーカは日本の映像文化とも強く結び付いたキャラクターであることがうかがえる。

帝国の後継者がもたらす恐るべき“闇の脅威”に立ち向かう!(「スター・ウォーズ:アソーカ」)
帝国の後継者がもたらす恐るべき“闇の脅威”に立ち向かう!(「スター・ウォーズ:アソーカ」)[c]2023 Lucasfilm Ltd.
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