“元ジェダイ”アソーカのドラマに期待高まる!レイア、パドメ、レイ…「スター・ウォーズ」の強く美しい女性たちをプレイバック

コラム

“元ジェダイ”アソーカのドラマに期待高まる!レイア、パドメ、レイ…「スター・ウォーズ」の強く美しい女性たちをプレイバック

「スター・ウォーズ」の歴史に新たなページを刻むアソーカ、ヘラ、サビーヌ

さて、その「マンダロリアン」と地続きと言える「スター・ウォーズ:アソーカ」に話を移そう。アニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」以後の物語で、設定的には新共和国樹立後の「マンダロリアン」とほぼ同時代になる。「マンダロリアン」ではアソーカが行方不明となっていたスローン大提督を追っていることが示唆されたが、それがどんな形で提示されるのか、気になるところ。また、クローン戦争時代、アソーカはジェダイ騎士アナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子だったことは、「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」でも知られているが、彼とのその後の関係性を示す逸話も示唆されている。

帝国の後継者、スローン大提督の復活に備えて行動するアソーカ(「スター・ウォーズ:アソーカ」)
帝国の後継者、スローン大提督の復活に備えて行動するアソーカ(「スター・ウォーズ:アソーカ」)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

ジェダイ崩壊後のアソーカの動向も描かれた「スター・ウォーズ 反乱者たち」のキャラクターのなかには、ほかにも「スター・ウォーズ:アソーカ」に登場する戦う女性がいる。帝国への反乱活動を行うチーム"ゴースト"のメンバー、ヘラ・シンドゥーラ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)やサビーヌ・レン(ナターシャ・リュー・ボルディッツォ)で、いずれも実写での登場は初。前者は惑星ライロスの知覚種族であるトワイレックの敏腕パイロットで、後者はマンダロア出身の武器のエキスパートだ。ジェダイを去ったあとのアソーカは、"フルクラム"の暗号名で密かに各地の反乱活動を支援。そのなかで、ゴーストにも協力するようになり、ヘラやサビーヌとも交流していた。ちなみに「マンダロリアン」でボ=カターンの手に戻ったダークセーバーは、一時期サビーヌも所有していた。

惑星ライロスの知覚種族であるトワイレックのヘラ(「スター・ウォーズ:アソーカ」)
惑星ライロスの知覚種族であるトワイレックのヘラ(「スター・ウォーズ:アソーカ」)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

3人の共闘が再び実現すれば、ダイナミックなアクションシーンが期待できそうだ。現在公開されている予告映像では、ヘラが相変わらずの操縦テクニックでファントムを相棒のチョッパーと共に飛ばしている様子が確認できる。一方、サビーヌは壁画の前に立ち、行方不明のエズラ・ブリッジャーの絵にそっと手を触れている。さらに、エズラのものらしきライトセーバーをふるう姿や、再会したアソーカに対し、「あなたは常に厳しかった。"マスター"」と語りかけ、師弟関係を彷彿とさせる意味深なシーンも…。彼女たちがドラマにどのように絡んでいくのか?これは大いに期待したい。


サビーヌがエズラのものらしきライトセーバーをふるう(「スター・ウォーズ:アソーカ」)
サビーヌがエズラのものらしきライトセーバーをふるう(「スター・ウォーズ:アソーカ」)[c]2023 Lucasfilm Ltd.

「スター・ウォーズ」で描かれてきた銀河の歴史を改めて振り返ると、女性が動かしてきた事象が多いことに気づかされる。彼女たちはか弱き者でも、単なるお飾りでもない。揺るぎない意思を持って行動を起こし、その結果として歴史が大きく動いた。「スター・ウォーズ:アソーカ」は、その歴史の空白に、新たな出来事を埋め込むことになるだろう。アソーカはもちろん、ヘラやサビーヌが「スター・ウォーズ」史に、いったいなにを刻むのか?楽しみに待つとしよう。

文/有馬楽

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