青春×ラブストーリー×ホラー作品を手掛ける台湾屈指の異色の才能、ギデンズ・コーとは何者か?
常連俳優が集結した『赤い糸 輪廻のひみつ』はギデンズ・コーの現時点の集大成
そんな彼の監督最新作が、「TAIWAN MOVIE WEEK(台湾映像週間)」の目玉の一つでもある『赤い糸 輪廻のひみつ』。これまた、「落雷で死んだ主人公が、カタツムリとしてか、もしくは人間に転生するために月老(ユエラオ)と呼ばれる縁結びの神様の見習いになって徳を積んでいくかの二択を迫られる」という、とんでも設定で始まる。
ギデンズ・コー組の常連、『あの頃、君を追いかけた』のクー・チェンドンが主人公を演じ、『私の少女時代-Our Times-』(15)のビビアン・ソン、『僕と幽霊が家族になった件』(23)のワン・ジンら人気俳優陣が出演する。2021年7月に韓国富川で開催された、富川国際ファンタスティック映画祭のオープニングでプレミア、9月の台北映画祭のオープニングを飾り、11月には台湾全土、アジア各国で公開(一部地域ではDisney+のストリーミング配信)。同年度の金馬奨で12部門にノミネート、第24回台北映画祭では最優秀監督賞を受賞した。日本では「Iラブ台湾イベント2022」で『月老 ~また会う日まで~』のタイトルで上映されたのみで、今回の上映はまさにファン待望と言えるだろう。
数々の人気ネット小説の生みの親として、そして映画業界のヒットメイカーとして、いまの台湾を代表する作家の一人になったギデンズ・コー。新作でも、洗練されたハチャメチャ度に期待したい。
文/よしひろまさみち
心に刺さる1本を見つけよう!「TAIWAN MOVIE WEEK(台湾映像週間)」特集
「TAIWAN MOVIE WEEK(台湾映像週間)」
開催日程:10月13日(金)~28日(土)
開催場所:ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場
ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールB
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