大迫力のゴジラが巨大スクリーンに襲来!“IMAX推し”な『ゴジラ-1.0』で怪獣王の咆哮を全身で体感

コラム

大迫力のゴジラが巨大スクリーンに襲来!“IMAX推し”な『ゴジラ-1.0』で怪獣王の咆哮を全身で体感

海で、銀座で、ゴジラが大暴れ!IMAXの醍醐味を全身で堪能

「ゴジラ」シリーズの最大の見どころは、なんといってもスクリーンのなかで暴れ回るゴジラをおいてほかにはない。ここからは、大迫力で描かれるその躍動を作品の核心に触れない程度に紹介していこう。

まずは最初にゴジラが出現するシーンで、威圧感たっぷりの姿を確認することができる。本作の公開に合わせて行われた「山崎貴監督セレクション ゴジラ上映会」の第3回トークショーで山崎監督は、対談相手だった金子修介監督が手掛けた『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(01)に大きな影響を受けたことを明言。“GMKゴジラ”さながらのあまりに恐ろしいゴジラがスクリーンを闊歩する姿はとにかく衝撃的だ。

この最初の登場は、ナイトシーンということもあって終始薄暗いなかで展開される。銃で応戦するもまったく歯が立たず、為す術もない人々が次々と襲われていくなか、初めて見た異形の存在を前に登場人物が味わう緊張感。IMAXの特徴の一つである明るく鮮明な映像のおかげで、ゴジラの凶暴さと人物の複雑な心情をダイレクトに受け取ることができることは補足しておきたい。

咆哮、足音、そして禍々しい姿…IMAXとの親和性は抜群
咆哮、足音、そして禍々しい姿…IMAXとの親和性は抜群[c]2023 TOHO CO., LTD.

いよいよゴジラが日本に向かうシーンでは、より最大限にIMAXの醍醐味を堪能できると同時に、先述した山崎監督の“ゴジラ愛”やキャスト陣の迫真の演技すべてを余すところなく堪能できる本作のハイライトの一つだ。最初に現れた時以上のインパクトを残す姿に、船をいとも容易くへし折る力強さ。目の前にゴジラが現れ迫ってくる。もはや臨場感という言葉を超越したスリルに瞬きすることすらも忘れてしまうだろう。

そして、やはりゴジラが最初に上陸する場所は、日本有数の繁華街でありどこよりも早く復興を迎えた銀座の街がふさわしい。記念すべき第1作『ゴジラ』で破壊された銀座のシンボル、和光の時計台が、再び破壊される姿はすでに予告映像などでも登場している。

銀座の街のディテールも、大スクリーンなら隅々まで確認できる
銀座の街のディテールも、大スクリーンなら隅々まで確認できる[c]2023 TOHO CO., LTD.

そんなオマージュもありつつ、数寄屋橋交差点や日本劇場、国鉄の線路に、現在は埋め立てられた外濠川まで丁寧に再現されているのは山崎監督の“ゴジラ愛”が為せる技だろう。このディテールを一つ一つ確認できるのもIMAXの巨大スクリーンだからこそ。背景に注目しながらゴジラの一挙手一投足を追い、そして敷島と典子のドラマを味わう。この銀座でのシーンは、何度も大スクリーンで目撃したくなることまちがいなしの贅沢なひと時だ。

そして迎えるクライマックス。敷島たちがどんな想いを胸にゴジラに立ち向かっていくのか。彼らが計画する作戦と、その死闘の詳細は、是非ともその目で確かめてほしい。

神木隆之介&浜辺美波の熱演でゴジラの世界へ没入!
神木隆之介&浜辺美波の熱演でゴジラの世界へ没入![c]2023 TOHO CO., LTD.


70周年記念作品に相応しいスケールであり、「ゴジラ」シリーズこそ日本が誇る“キング・オブ・エンタテインメント”であると世界にまざまざと証明する本作は、往年のファンにとっても、シリーズ初体験の人にとっても忘れ難い作品になることだろう。IMAXのハイクオリティな上映環境で珠玉のドラマと衝撃を味わい、「ゴジラ」と歩む次なる10年を迎えよう!

『ゴジラ-1.0』は11月3日(金・祝)の“ゴジラの日”に公開!
『ゴジラ-1.0』は11月3日(金・祝)の“ゴジラの日”に公開![c]2023 TOHO CO., LTD.

文/久保田 和馬

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