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『ゴールデンカムイ』はIMAX推しッ!!圧倒的没入感で“不死身の杉元”の壮絶アクション、ヒグマの咆哮に震える

コラム

『ゴールデンカムイ』はIMAX推しッ!!圧倒的没入感で“不死身の杉元”の壮絶アクション、ヒグマの咆哮に震える

ヒグマが吠える!厳しい北の大地でのサバイバルに浸る

二〇三高地での激闘から2年後、杉元の新たな戦いが幕を開ける。明治末期の北海道を舞台に、父の仇を討ちたいアイヌの少女アシリパと共に莫大な埋蔵金を追い求めていくのだ。歩みを進めていく彼らの前には、埋蔵金を狙う猛者たちだけではなく、厳しい自然界も立ちはだかる。北海道を中心に真冬のロケが行われた本作は、足跡のない、どこまでも広がる真っ白な積雪や、立ち並ぶ針葉樹、舞い散る雪やキラキラと輝く氷柱、冷たい水が流れる川など、自然の豊かさをしっかりと映しだしているのも大きな魅力。夜はまた違った表情を見せるが、黒色やコントラストも鮮やかに活写し、床から天井、左右の壁いっぱいに大きく広がるIMAXの大スクリーンで観れば、美しい北の大地に吸い込まれ、杉元たちと一緒に旅をしている気分になれること間違いなし!

実際に北海道でロケを敢行。気高い北の大地を見事に映しだしている
実際に北海道でロケを敢行。気高い北の大地を見事に映しだしている[c]野田サトル/集英社 [c]2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

またヒグマとの対決シーンは、臨場感が迫るIMAXでぜひ体験してほしい瞬間の一つ。暗闇からのっそりと杉元たちに近づき、大きな口を開けて「ヴオオオオオ!!!」と鳴き声を上げるヒグマ。ビリビリとお腹の底まで伝わるような咆哮におののきつつ、立ち上がったヒグマの大きさにビックリ。IMAXの立体的な音響が合わさることで、牙をむいたヒグマがまるで自分に襲いかかってくるような体験ができるはずだ。加えて、アシリパを守ろうとするエゾオオカミのレタラもお目見え。ヒグマやオオカミとの至近距離での対面など、自然界との共存を最高の環境でぜひ味わってほしい。

自然のなかで生きるための豊富な知識を持ち、北海道の過酷な大地で生きるアイヌの少女、アシリパ
自然のなかで生きるための豊富な知識を持ち、北海道の過酷な大地で生きるアイヌの少女、アシリパ[c]野田サトル/集英社 [c]2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

そして北海道やアイヌの歴史、グルメなどの文化的要素も、本作を描くうえでは欠かせない要素だ。アシリパの衣装はすべて手作りで、1年かけて制作されたという。着物の刺繍やマタンプシ(鉢巻)、テクンペ(手甲)は、アイヌ工芸家の関根真紀がすべて手縫いで刺繍を施した1点もの。腰に付けている“マキリ”(小刀)と、“タシロ”(山刀)は、アイヌ工芸家の貝澤守が原作のイメージに合わせて一から制作した。それ以外もアイヌの民具は、すべてアイヌにルーツを持つ伝統工芸作家の方々に協力を仰ぐ徹底ぶり。こだわりの衣装は、シャープな映像を叶えるIMAXで細部まで見届けるべきとオススメしたい。


コメディ要素を担う白石由竹。矢本悠馬の縦横無尽な演技力に驚く
コメディ要素を担う白石由竹。矢本悠馬の縦横無尽な演技力に驚く[c]野田サトル/集英社 [c]2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

チタタプ=“我々が刻むもの”という意味で、獲物を刃物で叩いたアイヌ料理など、原作ファンにはお馴染みの“ゴールデンカムイ飯”も、お鍋でグツグツと肉や野菜を煮込む音、立ち上がる湯気などまるで匂いがしてきそうな出来栄えで、食欲を大いに刺激される。目にも美味しい“ゴールデンカムイ飯”をハフハフと頬張る杉元、アシリパ、“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯、白石由竹(矢本悠馬)のコンビネーションは思わずニヤニヤするほど息ぴったりで、細かいコミカルなやり取りなどスクリーンの隅々まで見応えのある内容となっている。

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