『ゴールデンカムイ』はIMAX推しッ!!圧倒的没入感で“不死身の杉元”の壮絶アクション、ヒグマの咆哮に震える
肉弾戦や馬ゾリチェイス…スリリングなアクションシーンの迫力を堪能!
本作では、「HiGH&LOW」シリーズでド派手な肉弾戦バトルアクションの演出を見せた久保監督が個性派キャラクターを見事にまとめ上げ、胸が踊るようなアクションシーンを生みだしている。「キングダム」シリーズや「今際の国のアリス」シリーズなどアクションにも定評のある山崎は、本作のために柔道や柔術といった日本の武道からくるアクション練習に励み、各キャラクターたちとのガチンコ勝負にトライ。
ハイライトとなっているのが、爆走する馬ゾリを舞台に杉元が敵と戦いを繰り広げる場面で、ドガガガと駆ける馬の音や突き抜けるような疾走感に釘付けとなる。杉元が馬ゾリから落ちるシーンは、スタントなしで実際に山崎が地面に身体を付けて馬ゾリに引きずられたそうで、これには久保監督も「普通だったら合成でやるところも、賢人くんは自ら挑戦してくれる」と完成報告会で発言するなど、山崎の全力の演技もあいまって、えも言われぬ興奮に満ちたシーンとなっている。生々しさやリアルを大切にしたというアクションは、生き生きとしたビジュアルを届けるIMAXで観れば一層エネルギッシュなものとして楽しめるはずだ。
また「原作をリスペクトして映像で表現する」というコンセプトが掲げられた本作は、金塊を執拗に追い求める大日本帝国陸軍第七師団の中尉である鶴見篤四郎役の玉木宏、先述の白石役の矢本はもちろん、元新撰組・鬼の副長である土方歳三役の舘ひろし、第七師団の凄腕スナイパーである尾形百之助役の眞栄田郷敦など、誰もが癖の強いキャラクターをすばらしく演じており、原作者の野田サトルも「役者さん方はかっこよくて、渋くて、かわいくて、キャラクターに合っていて漫画とはまた違った生身の魅力があふれていました」と太鼓判。それぞれの登場シーンもワクワク感がハンパない!勢いと熱気にあふれた『ゴールデンカムイ』の世界が大スクリーンに花開く瞬間をIMAXで目撃して、ぜひ身も心もシビれるような映画体験をしてほしい。
※山崎賢人の「崎」は「たつさき」、アシリパの「リ」は小文字が正式表記、レタラの「ラ」は小文字が正式表記、マタンプシの「シ」は小文字が正式名称、チタタプの「プ」は小文字が正式表記
文/成田おり枝