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リリー・フランキー主演の日英合作ロードムービー『コットンテール』美しい景色をバックにした予告編&ポスター

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リリー・フランキー主演の日英合作ロードムービー『コットンテール』美しい景色をバックにした予告編&ポスター

3月1日(金)より公開されるリリー・フランキー主演の日英合作映画『コットンテール』から予告編、ポスター、場面写真、キャストコメントが到着した。

【写真を見る】東京、イギリスのウィンダミアを舞台に、家族と向き合う旅を描く『コットンテール』
【写真を見る】東京、イギリスのウィンダミアを舞台に、家族と向き合う旅を描く『コットンテール』[c]2023 Magnolia Mae/ Office Shirous

本作は東京と、イギリスで最も風光明媚なリゾート地としても名高いイングランド北西部に広がる湖水地方ウィンダミアを舞台に、家族の愛と再生を紡ぎ上げたロードムービー仕立てのヒューマン・ドラマ。長年人生をともに歩んできた妻、明子(木村多江)に先立たれた兼三郎(リリー)は、明子の「イギリスのウィンダミア湖に遺灰を撒いて欲しい」という最後の願いを叶えるため、長らく疎遠だった息子の慧(錦戸亮)とその妻、さつき(高梨臨)たちとイギリスへと旅立つ。しかし、互いに長年のわだかまりを抱えた兼三郎と慧はことあるごとに衝突。さらに兼三郎には、慧に言えない明子とのもう一つの約束があった。監督を務めたのは、オックスフォード大学と早稲田大学で日本映画を学んだパトリック・ディキンソン。自身が母親を看取った経験をもとに本作の脚本を書き上げた。完成した映画は、昨年2023年に開催された第18回ローマ国際映画祭で最優秀初長編作品賞を受賞した。

このたび解禁された予告編は、明子の葬儀のシーンから始まる。イギリスに到着した兼三郎が愛おしそうに明子の遺骨に語りかける姿や、慧やさつきとすれ違っていく様子、そして家族のことも自分のことも分からなくなっていくことに強い恐れを抱く明子など、現在のイギリスと過去の東京を行き来しながら、兼三郎の妻への深い愛と後悔が映しだされていく。そして“妻との秘密の約束”を示唆するように、今際の際の明子を思いだしながら「約束したんだけどなあ…母さんを守ってあげられなかった」と涙を流す兼三郎の姿も見ることができる。

あわせて解禁となったポスターには、自転車に乗りながら遠くを見つめる兼三郎の姿が収められている。また場面写真には、残された家族による旅の様子が捉えられている。

また本作が初の長編デビューとなるディキンソンについてのキャストコメントも解禁。脚本を読んで出演を決めたという主演のリリー・フランキーは「過去に同じテーマの短編を撮っていたり、日本を舞台にした介護の問題を10年近く考えていたなど、“家族の介護”は監督にとってライフワークなのだと思います。だからこそ僕たちがどう監督に協力していくことができるかを考えていました」と語った。最愛の母を亡くすという同じ喪失感を持ちながら、父と衝突してしまう息子、慧役を演じた錦戸は「海外の映画監督と撮影に臨むのは初めての経験でしたが、日本語が堪能な監督で、コミュニケーションもとっていただき、優しい空間での撮影でした」と撮影を振り返る。

一方、若年性アルツハイマーに冒される明子役の木村は「才能あふれるパトリック監督との時間は、繊細なリハーサルを重ねた、俳優に寄り添ったもので、このように仕事ができたことは本当に幸せなことでした」とコメント。さらに、すれ違う兼三郎と慧に話しあうことを勧めるさつき役の高梨は「監督は役者に寄り添ってくれて、とても心の優しい監督でした。その温かさがこの映画の温かさを作りだしてくれているのではないかと感じました」とディキンソンに賛辞を贈っている。


家族の愛と再生、贖罪と和解を温もりを感じる映像でつづった本作。日英の才能によるコラボレーションをスクリーンで体感したい。

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