レネー・ゼルウィガーが“ブリジット・ジョーンズ”に復帰!9年ぶりのシリーズ第4作がついに始動
『ジュディ 虹の彼方に』(19)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたレネー・ゼルウィガーが、同作以来の映画出演作として、自身の代表作である「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズの第4作『Bridget Jones: Mad About the Boy』に出演する契約を締結。以前から噂されていた製作が本格的にスタートしたことがわかった。「Deadline」など全米複数のメディアが報じている。
30代独身女性の奔放な生き様と奮闘を描き、1990年代後半に世界中でムーブメントを巻き起こしたヘレン・フィールディングの小説を映画化したシリーズ第1作『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)は全世界興収2億8000万ドルを超える大ヒット。体重を大幅に増やして役に臨んだゼルウィガーは初めてアカデミー賞にノミネートされるなど大ブレイクを果たした。
その後、原作小説の第2弾を映画化した続編『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(04)が公開。2009年にはさらなる続編映画の製作が企画されたものの、ゼルウィガーが休養に入ったことで延期となり、その復帰を待つかたちで前作から12年越しのシリーズ第3作『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(16)が公開。第2作、第3作共に全世界興収2億ドルを超えるヒットを記録している。
40代に突入したブリジット(ゼルウィガー)の姿が描かれた第3作では、音楽イベントで知り合った大富豪のジャック(パトリック・デンプシー)と、偶然再会したかつての恋人マーク(コリン・ファース)の両方と衝動的に関係を持ったことからブリジットが妊娠。父親がどちらかわからないまま無事に男児を出産したブリジットは、マークと結婚することを選択した。
そして今回製作が決定したシリーズ第4作は、2013年に出版された原作シリーズの第3弾を映画化。50代に突入したブリジットが母親としての責任と現代社会の課題とのはざまで奮闘していく様子が描かれていくとのこと。ゼルウィガーの再演に加え、前作のラストで生存が確認されたダニエル役のヒュー・グラント、ローリングス医師役のエマ・トンプソンが続投。また、新キャストとしてキウェテル・イジョフォーとレオ・ウッドールの出演も決定している模様。
なお現時点ではマーク役のコリン・ファースの続投については明らかにされていない。メガホンをとるのは「ベター・コール・ソウル」や『To Leslie トゥ・レスリー』(22)のマイケル・モリス監督で、脚本は原作者のフィールディングが自ら担当。2025年2月14日(金)のバレンタインデーに全米公開を予定しているとのこと。久々に帰ってくるブリジット・ジョーンズ。日本公開などの続報を楽しみに待とう!
文/久保田 和馬