『バーフバリ』『RRR』に次ぐ大ヒットを記録したヒーローアクション『SALAAR/サラール』日本公開決定!
「バーフバリ」2部作で最高の王を演じたプラバースが主演を務め、監督をアクション巨編「K.G.F」シリーズのプラシャーント・ニールが担当したヒーローアクション叙事詩『SALAAR/サラール』が7月5日(金)より公開されることが決定。ポスタービジュアルと特報も解禁された。
本作はインド全土が恐れる謎の都市国家“カンサール”の王座をめぐる骨肉の権力バトルを圧倒的なスケールで描くアクション大作。すでにテルグ語圏の映画として『バーフバリ 王の凱旋』(17)、『RRR』(22)に次ぐ史上3位の興行記録を打ち立て、第2弾の製作が進行中。ちなみにテルグ語圏の映画とは、インド映画のうちテルグ語で製作された作品を指し、デカン高原の一角を占めるテランガーナ州に拠点を置く映画産業を意味している。インドの映画産業としては、ボリウッドに次いで2番目の規模を誇る。
「バーフバリ」シリーズや「RRR」を彷彿させる壮大でケレン味あふれるアクション満載の本作は、プラバースの重量級のカッコよさ、荒唐無稽でいてスタイリッシュな映像、神話を思わせるダークな世界観、登場人物たちの熱い友情を引き裂く皮肉な運命など、インド映画の真髄を煮しめて凝縮させたような174分となっている。
プラバース扮する主人公デーヴァの前に立ちはだかるのは、1000年以上続く都市国家カンサールと、その息がかかったインド全域の犯罪集団。しかしどれだけ多勢に無勢でも、どれだけ敵が強力でも、王位継承争いに巻き込まれた親友ヴァラダを助けるため、デーヴァはその神がかった強さで道を切り開く。超人的なパワーと頭脳、そして胸の奥にピュアな善良さと暴力性を秘めたデーヴァは、“バーフバリ”に勝るとも劣らぬインパクトを与える圧倒的なヒーロー像を提示する。そして現代が舞台でありながらも、劇中の都市国家カンサールは世紀末SF的なカオスの世界であり、個性の強すぎる有象無象がだまし合い、奪い合い、殺し合うという仁義無用のバトルフィールド。幾重にも陰謀が折り重なる、生き馬の目を抜くような壮絶な権力争いからも目が離せない。
このたび解禁されたポスタービジュアルは「俺の名を呼べば、お前のために、俺は戦う。」というキャッチコピーとともに、プラバース扮する主人公デーヴァと親友ヴァラダが背中合わせで凶器を持ち、戦闘のなかでなにかを見据える姿が写しだされている。またデーヴァの脅威の強さと緊迫のアクションシーンが収められた特報もあわせて公開されている。
いまや世界中にファンを持つインド映画から新たに放たれるアクション大作『SALAAR/サラール』。圧倒的なスケールで観るものに迫ってくる本作をぜひ映画館で体感してほしい。
文/スズキヒロシ