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戦闘員たちがキレッキレのダンス!ナナヲアカリらが明かす、「戦隊大失格」EDムービーの中毒性抜群な魅力

インタビュー

戦闘員たちがキレッキレのダンス!ナナヲアカリらが明かす、「戦隊大失格」EDムービーの中毒性抜群な魅力

「よりナナヲさんの等身大なリリックになった」(Neru)

作曲と編曲、そして共同作詞を担当したNeruは、疾走感あふれるロックサウンドを主体に、唯一無二の世界観を作り上げるボーカロイドプロデューサー。ナナヲも中学生のころから大ファンであるとのことで、2016年に投稿されたナナヲのインディーズデビュー楽曲である「ハッピーになりたい」でも共同作詞と作曲・編曲を担当している。

そして本作のEDテーマ「正解はいらない」で、Neruとの数年ぶりのコラボレーションを果たした。このことについてナナヲは「久しぶりにNeruさんとご一緒できるという話をもらって、とにかくうれしい気持ちでいっぱいになりました」と、喜びをあらわにする。

そんなデビュー当時から信頼関係で生みだされる2人の制作プロセスについて、ナナヲは「ナナヲアカリの成分と、『戦隊大失格』という作品の成分がいい感じに混ざり合うように、原作を読んで私が感じたことをNeruさんに伝え、そこにさらに私が伝えたい言葉を足していくような感じでした」と明かす。一方のNeruも「まず打ち合わせでナナヲさんが伝えたいことを伺い、それから自分なりに“正義とはなにか”と考えながら表現していきました」と振り返る。

戦闘員Dは戦隊を滅ぼし、“茶番劇”を終わらせることができるのか
戦闘員Dは戦隊を滅ぼし、“茶番劇”を終わらせることができるのか[c]春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」製作委員会

具体的には1番の歌詞をNeruが手掛け、2番のAメロとBメロをおもにナナヲの言葉で紡いでいったとのこと。「Neruさんが書いてくれた1番の歌詞と対になるような、アンサーと呼べる2番になっていると思います。1番は戦闘員Dやアニメの登場人物に当てはまることであり、2番はもっとナナヲの個人的なこと」と明かす。それについてNeruも「彼女はアーティストなので、より等身大なリリックになったと感じました」と語る。そうして出来上がった歌詞には力強い単語がギュッと詰め込まれ、それがナナヲの歌声によって余すところなく表現されている。


「Neruさんのクリエイティブは、私じゃ考えつかないところをねらっていく」(ナナヲ)

ギターロック調でカッコよく、それでいて作品のコミカルな部分までも落とし込まれているメロディについて、Neruは「シリアスになりすぎないよう、ディスコ的なリズムでダンサブルに仕上げ、どこか抜け感を味わえるような世界観を積極的に取り入れました」と、楽曲に込めたねらいを明かしてくれた。

こうした楽曲制作を通じてナナヲは、Neruのクリエイティビティに改めて驚嘆したという。「久しぶりに一緒に制作をさせてもらい、Neruさん自身が楽曲を考えるにあたっての思考やねらい方の部分が、これまで以上に進化していると感じました。私じゃ考えつかないところをねらっていく。元々サウンドや歌詞にあらわれているNeruさんの世界に惹かれていましたが、それを裏付けるだけの技巧を持ち合わせている。そういうところを本当に尊敬しています」。

戦闘員Dもドラゴンキーパーもキレッキレのダンスを披露
戦闘員Dもドラゴンキーパーもキレッキレのダンスを披露[c]春場ねぎ・講談社/「戦隊大失格」製作委員会

対してNeruも、ナナヲの歌唱による表現力を称える。「彼女の歌声は、たとえば才人が大勢を前にして言い聞かせたり、問題提起したりするようなかたちではなく、いい意味で一人の“個”が感情を乗せているように映るのです。それがとても魅力的に思っています」。

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